第132話

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2026/02/18 15:00 更新








夢では苦しくない



身体がダルいとか頭が痛いとか




そんなのが一切なくなる




そういうのがずっと続けばいいのに…って思う




そして俺はまた…夢を見た











「やぁ、久しぶり」
あなた
…!
あなた
お前は…







「あれぇ?なんか負のオーラすごいね」

あなた
お前には関係ない



「まぁ別に関係なくていいけどね」



「それよりさ、まだ思い出さないの?」
あなた
何がだ

「君の過去だよ」
「なんで悪周期になったとか」


あなた
そんなこと俺には関係ない…


「関係あるよ!君のことだもん」

「そろそろ思い出して貰わないとこっちも困るんだよ?」

あなた
夢の奴にも困るとかあるんだな

「それはあるよ〜」


あなた
……分かった。俺に何があったのか教えろ


「うん!もちろん」



「まず、僕が誰かを教えるね」
「僕は、君だよ。」



あなた
は?

「ディザイア・あなた」
「君の幼い頃の僕だよ」


あなた
い、いや…俺こんなに可愛くねぇよ



「そりゃあ、そこまで成長したら可愛げなくなるでしょ」

あなた
しれっとディスったよなお前


「てか、今の僕にも可愛いって思える感情があるんだ」
「…なんだ。残ってるじゃん」


あなた
うるせぇよ…




「話が逸れちゃったね」

「それで君が一番謎に思ってるのはどうしてデルキラさんの事を知ってるのか…じゃない?」


あなた
……何でそれを


「分かるよ。君の事だもん」


「教えてあげるよ」



「君はね、デルキラさんと会ってる」
あなた
いや、おかしいだろ……
あなた
だって、デルキラさんは数百年前に姿を消したんだ
あなた
俺はその時代は生きてない
あなた
だから会ってるはずがないんだよ


「じゃあ…僕は何で今大人の君と話してるのさ」
あなた
は…?
「君はデルキラさんと今同じ状況で会ったんだ」



あなた
言ってる意味が分からねぇ


「えぇ〜?意外と理解力ない?」
あなた
テメェの説明の仕方が下手なんだよ
あなた
もっと分かりやすく説明しろ

「もー…、昔君は今と同じように高熱を出したんだよ」


「そして寝込んじゃって眠って夢を見るはずが魂だけが数百年前に飛んじゃったんだ」

あなた
……???

「ダメだこりゃ…」
「…とにかく!魂が飛んで体というか生身本体はほぼ昏睡状態になったの!」
あなた
じゃあ…今の俺は昏睡状態ってことか…?
「うん、そういうこと」

あなた
やっと理解できた

「それで魂は数百年っていう時を行き来したから身体に負担が掛かった」
「その負担が悪周期に繋がったんだ」

「だから君の悪周期を治すには数百年分の癒しが必要なの」


あなた
そりゃ…ほぼ治んねぇようなもんだな…

「うん…ごめんね」
あなた
別にお前が謝る必要はねぇだろ




あなた
じゃあここから目を覚ますにはどうしたらいい
「え、」
あなた
あ?
「目覚ましちゃうの?また辛い思いするのに?」
あなた
別に良い
「でも……」
あなた
テメェは気にしすぎなんだよ
あなた
過去のお前は未来の俺に口出しするな
あなた
黙って未来を眺めてろ




「……幸せな未来が来ないかもしれないよ…?」


あなた
…優しいんだな、お前は
あなた
まるで…どっかの馬鹿みたいに…


あなた
ありがとよ、教えてくれて
あなた
お前の話聞いてたら悪周期になる前のこと少しだけ思い出した気がするわ

「……ッ」


あなた
なに泣きそうな顔してんだよ
あなた
慰めるのは専門外だからな

「……ううん。大丈夫…ッ」

「少しでも僕の君の未来が明るくなることをここで見守ってるよ」

あなた
そうしとけ



あなた
なぁ、ちびっ子の俺


「なぁに?」


あなた
俺は今……










あなた
笑えてるか……?








「……うん。凄く良い顔してる」




「その顔…忘れないでね…」


あなた
あぁ…



「じゃあね…大人のあなた…」


あなた
じゃあな









「……あんな優しい顔…できるんだね」






















そして俺は目を覚ました





あなた
ん……



サラザール
あなた…ッ!
あなた
…母さん?


サラザール
ニカロンがどれだけ声掛けても起きないって聞いて…ッ
サラザール
心配したのよ…ッ




あなた
…ごめん



そう言うと母さんは優しく俺に抱きついた



サラザール
良かった……ッ
サラザール
また…あの時みたいに…起きなかったらどうしようかと思ったわ…ッ





あなた
母さん、俺…もう大丈夫…




あなた
さっきより、だいぶ気分が良い…


サラザール
……!




サラザール
……そう。それなら良かった…





あなた
ニカロン、呼んでくれる?
サラザール
えぇ、
























変なところで切ります!!!!




そして今日2月19日はなんと…
わたくしのバースデーでございます
歳を一つ取りました……
ありがとうございます。
この夢小説をこれからもよろしくお願いします



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