第4話

出会いは再開
402
2018/06/04 15:20
ホームルームが終わって、職員室に行こうとしたとき。
及川徹
先生!
後ろから呼び止められた。振り返ると、及川くんと岩泉くんがいた。
あなた
どうしたの?
首を傾げて聞くと、どこか言いにくそうな顔で及川くんが切り出した。
及川徹
あのー……先生って〇〇小出身ですよね?
あなた
え?何で知ってるの?
私が通っていた小学校の名前を言い当てられてしまい、とても驚きながら返せば、及川くんの顔は明るくなる。
及川徹
俺と岩ちゃんも一緒なんです!
あ、岩ちゃんって言うのはあだ名です。
あなた
え、そうなの!?
思わず所に自分の後輩が居るもんだなぁ……確か中学校も一緒だよね?ある意味運命かも?笑
及川徹
それで、なんですけど……
また言いにくそうにする及川くん。私は、及川くんの次の言葉を待つ。でも、次の言葉は、余計驚くことで。
及川徹
その小学生の時に……僕ら3人で遊んでたの覚えてませんか?
あなた
ええっ!?
嘘でしょ!?びっくりするけど、必死に思い出してみる。
及川、徹。岩泉、一。とおる?はじめ?
あなた
あっ!!!
思い出した!とおるちゃんとはじめちゃんだ!
及川徹
思い出しましたか?
あなた
うん!
とおるちゃんとはじめちゃんでしょ?
及川徹
そうです!
盛り上がってる時、私はあの出会いのことを思い出していた。

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