第62話

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2023/02/06 08:15





朔間凛月
...ありがとう、俺も好きだよ



凛月くんは驚いたように目を開くと、
私の言った言葉を理解したかのように優しい眼差しで
返してくれた。






...もう私が凛月くんのことを利用してるだけの恋人は嫌だ。ちゃんとはなさないと...










あなた
だからあのその...
あなた
この関係を...最初か...
朔間凛月
別れよっか
あなた
え"""""



まさかの別れを切り出すとは思わず
図太い声を出してしまった







まさかの発言で驚き 凛月くんから距離を取ってしまった














凛月くんはクスッと笑い、立ち上がる





朔間凛月
好きだよ、あなた
朔間凛月
俺と付き合ってください








そういうと凛月くんは私に手を伸ばした






やっと、本物の恋人になれるんだね




振られたわけではなかった安心感がとてつもなく大きかったが... 笑






答えはもちろん、











あなた
はい、お願いします...!

私は凛月くんの手を握った







その瞬間腕を引かれ凛月くんの胸元へダイブしてしまった










朔間凛月
俺幸せすぎて死んじゃうかも〜



凛月くんの声色はいつも以上に
柔らかく脱力した感じだった。


ちょっと緊張してたのかな










あなた
ほんとに、お待たせしました 
朔間凛月
お待たせって何〜 笑
朔間凛月
待たせすぎなんだよ ー





あなた
いてててて...
頬をつままれぐにぐにされる。






朔間凛月
俺ね、ほんとはあなたとやりたいこと沢山あったの
あなた
なんでもやりましょ
朔間凛月
めちゃめちゃめんどくさいよ
あなた
どんとこいです
朔間凛月
いっぱい触るよ?
あなた
ウェルカムです
朔間凛月
嫉妬もすごいする
あなた
前あんず先輩に膝枕してもらってるの思い出して今嫉妬に狂ってます





謎の沈黙が流れる












なんとなくお互い目が合う...







あなた
ブフッ...w
朔間凛月
うわ、汚い〜




意味もわからず2人でたくさんこのあとも笑ってた


















それから私たちは午後の授業を丸々サボり、
放課後になるまでずっとこれからしたいこととか
色々話した。











気がつけば2人で夢の中にいた。











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