ジョングクがなんか
真剣な顔でこっちみてる
よく見なくてもだけど
やっぱり綺麗なお顔ですね←
そしてぐっと身体を近づけて
ジョングクの大きい手が
わたしの頬に触れる
この時点でなに触ってんだ‼︎
って前なら殴ってるとこだろうけど←
いまのところ嫌ではない←
目閉じたらガチでしそうじゃん
仕方ないので
静かに目を閉じた
視界が奪われると
少し緊張する
見えてる時よりもより
ジョングクを近く感じる
ちょっとこの状況で
言わないでくれるかな…
ジョングクの声は
耳に心地よく響く
今言うのはずるいでしょ
まぁ"シュミレーション"だしね
返事せずに黙ってよ←
ギュッ
ジョングクの力強い腕で
ぎゅっと抱き寄せられる
バグしていいなんて
言ってないけど…???
でもむかつくのはそこじゃなくて
"嫌だと突き飛ばさないわたし"
コクっと頷くわたし
見なくてもわかる
今きっとジョングクは
満面の笑みで笑ってる
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!