3日後

『…ん』

蝶屋敷か…確かUSJで上弦と会って痣が出て、そうだそう言えば痣出たんだったってことはあれから五日とか経ってるのか…？

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

し｢あなたさん！もう起きたんですね、あれから3日経ちましたよ｣

『3日…意外と早かったな。』

し｢どこか痛いとこはありませんか？｣

『特に痛いってことは無いが全体的にだるい。』

し｢皮膚に違和感とかはないですか？｣

『特に…そうか相手の血鬼術で溶けたのか。』

し｢なら大丈夫ですね。…ということで、｣

『げ、しのぶのお説教が始まる((ﾎﾞｿｯ))』

し｢あなたさん？聞こえてますよ？それと！これはお説教じゃなくて注意です、｣

『注意…』

し｢大体あなたさんは自己犠牲が過ぎるんです。ほんと毎回毎回言ってるでしょ？前世の時も毎回自分が護らなきゃって思って誰にも手出しさせないし。最後の上弦の零の時も一般隊士を怪我させないように終ノ型使ったって聞きましたけど？はぁ。ほんとに！気を付けてくださいね。痣が出るのは鬼殺隊としては名誉あることなのかもしれないですけど私達からしたら…兎に角！次はもっと頼るなりなんなりして下さい！貴方も柱ですけど私も他にも柱はいるんですからね！｣

『はい、あのー、学校は…？』

し｢昨日、一昨日は臨時休校でしたが今日から始まってます。学校側も事情は知っているので一応今週いっぱいは他の隊士を向かわせることになっています。｣

『!!』

他の隊士に任せといて…柱として不甲斐ない！

『私っ』

し｢今週いっぱい蝶屋敷から出ないように！さっき注意しましたよね？｣

『う…せめて挨拶だけでも』

し｢…｣

『ほんとに！挨拶だけですから！学校も鬼の情報を一刻も早く知りたい処でしょうし…ね？』

し｢明後日｣

『そこをなんとか！今日でお願い出来ませんか！今日だったら秒で帰ってきますので！いや分で』

し｢はぁ。ほんとにすぐ帰ってきてくださいね。後藤さんと一緒に行ってください。今日はお館様の屋敷にいると思いますから今呼びますね｣

『神様仏様しのぶ様！』

し｢キャラ崩壊してるので辞めてください｣

『ん…分かった。』

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

後｢おぉ、夢咲もう起きたのか｣

『は？早くないか』

後｢今丁度怪我した隊士運んできたところでさ｣

後｢学校行くんだろ？早く行くぞ｣

『はーい』

し｢あなたさん、あくまで怪我人ですので、制服は着ていかないように。｣

『う、はい』