第77話

67話
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2020/09/03 12:30
翌日🐤
『しのぶ』
し「あなたさん。どうぞ、入ってください」
『ん。』
し「単刀直入に聞きます。どうされたんですか?」
『…。柱辞める』
し「!?」
『昔の両親が、鬼に喰われて亡くなった。いくら体育祭があったとはいえ、寄り道しなければ間に合っていたかもしれない。不測の事態を招いたのは私の責任だ。助けられたかもしれないのに、助けられなかった。そんなの柱失格だ。他が許そうと、私が許さない。から』
し「…。私にとやかく言う権利はありません。もしかしたらもう村田さん辺りに言われてるかもしれませんが…これだけは言わせて下さい。貴女のせいじゃありません。そんなこと言わないで下さい…私も皆さんもあなたさんのことは分かっているつもりです。どこかの似非家族なんかとは違います。だからどうか、そんなことは言わないで。自信を持ってください。貴女は誰よりも強い人ですから。」
『しのぶ…。』
し「柱を辞めるのは…………………とめま、せんけど、!鬼殺隊は辞めないですよね?」
『鬼殺隊は辞めない。それにしても凄い間があったが…?』
し「苦渋の決断なんですっ!分かってください」
『ふふ。そうか、有難うしのぶ』
し「他の方には言ったんですか?」
『まだ村田にしか直接では伝えてなかった。お館様には手紙で伝えてある。この後行く予定だ。』
し「そうですか。では、そろそろ行かなくてはなりませんね…。鬼殺隊を辞める訳でもないし、たまには遊びに来てくださいね?」
of courseもちろん
し「ふふ。It’s nice that you suddenly become English急に英語になって良かったです
し「I like youあなたらしくて素敵です
『Thank you.Then let's meet againではまた会いましょう

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