第10話

8話
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2020/06/27 08:31
探しても探しても見つからない。
あのニュースがあって1ヶ月
見つからないようにできる限りの鬼は斬っているが、被害は広がっていく。
ビルやマンションで影ができるせいで
昼でも鬼が現れることがある。
そんなある日。
Prrrrrr
善逸…?
善「あなたちゃん!?聞こえてる!?」
『そんなに焦って何かあったのか!?』
善「宇髄…宇髄さんが!いたの!俺が鬼見つけて斬ろうと思ったら先に斬られた!」
『声掛けたのか!?鬼を斬っているなら記憶はあるはず』
善「あの人速いんだよ!追いつかない!」
『霹靂一閃使っても追いつかないのか?!』
善「それがあった!かけ直す!」
『分かった』
カナヲに報告しないと…
『もしもしカナヲ?』
カ「あなた?どうしたの?」
『善逸が宇髄さんに会ったって』
カ「ほんとに?!」
『嗚呼、どうやら向こうも記憶があるらしい。鬼を斬っていたそうだ。』
カ「よかった…記憶あって…」
『善逸がまたかけ直してくるらしいからまたね』
カ「うん」
よかった…見つかって…けど
あんなに何人もが命を懸けて鬼舞辻を倒したのに
また鬼が現れるというのか?
今すぐにでもそいつを見つけてぶちのめしたいし
誰かに怒りをぶつけたい。
けど感情を制御出来ない者は未熟者だから。
私はそう教えられてきたから。
冷静に判断して確実に鬼の長を倒さなければならない

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