第81話

番外編…?
8,030
2020/09/12 12:41
※蜜璃ちゃんに話した時の話です



















『蜜璃いるかー?』
ここは蜜璃の屋敷。恋柱邸
遠征任務は終わったはずだから…甘味処にでも行ってなければいるはず。
蜜「この声は…あなたちゃーん?」
『そー』
蜜「今開けるわね!」
『有難う。ちょっと話したいことあるんだけどいい?』
蜜「えぇ!勿論!さぁ入って!」
『ん。』
蜜「なにか飲む?」
『んじゃあ…麦茶で。』
蜜「はーい」
『ん。ありがと』
蜜「それで、話って…?」
『単刀直入に言うな。私柱辞めることにしたんだ。』
蜜「!?」
『うん、驚くのも無理ないよ。』
蜜「なっ…で急に…」
『実はな、体育祭の日前世の両親の家に鬼が出たんだ。あの二人でも歯が立たない相手だったみたいだから、上弦の鬼か長が態々やってきたか。それでまぁ。うん、亡くなったんだよ。』
蜜「でも…あなたちゃんは悪くないじゃない…悪いのは鬼よ…」
『まぁそうなんだけどな、私の危機管理能力の問題なんだよ。前世でも亡くしてるって言うのにさ。安心しすぎてた。あの二人だったら大丈夫だろうって、まさか家まで襲ってこないだろって。結局は私が悪いんだ。』
蜜「ちがっ…」
『いいよ。大丈夫、有難う。』
蜜「だって…知らなかった…あなたちゃんそんなことがあったのに…私はっヘラヘラして、ごめっ…」
『なんで泣くの?なんで謝るの?蜜璃は何も悪いことしてないよ?』
蜜「でもっ」
『もう過ぎたことだし、決めたこと。決まったこと。お館様ともお話させていただいて、だから柱辞めるって言ったけど…正しくは辞めたの方がいいかな。』
蜜「ごめんなさい、あなたちゃんの方が辛いはずなのに…あなたちゃんが決めたことならそれを私にとやかく言う権利もないわね…でも、」
蜜「これからも友達でいてくれる?」
『それは当たり前だよ?これからも甘味処とか誘ってな』
蜜「うん。」
『あとこのことはしのぶと蜜璃にしか話してないから…内緒で頼むな。まぁどうせお館様からその内お話されるだろうが…。』
蜜「じゃあ、明日!明日甘味処行きましょ!」
『!  嗚呼。』
『今日はこれでお暇させてもらうよ。態々ありがとな』
蜜「うん。また明日」
『ん。』

プリ小説オーディオドラマ