第36話

30話
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2020/07/13 13:08
まぁ当たり前のように合格しついに入学式。
と言っても入学式はやらないようだ。
そういえばワンチャンダイブ事件の後
ヘドロ事件とか言うのがあって
それに爆豪と緑頭が関わったらしいが
鬼もいなかったし私は知らん。
ちなみに担当振り分けは
A組が私
B組が善逸
その他の科はカナヲと一般隊士が護衛している
カナヲと一般隊士は生徒ではなく
交代制度の見回りのようだ。
私らもそれではダメなのかと聞いたが
オールマイトがどうしても。だそうで
嗚呼…それと緑頭も何故かヒーロー科にいて。
個性がある。超パワーだと。
私が今迄我慢してきたのはなんだったのか…
まぁそんなことを気にしても仕方ないし。
今更って感じだな。
私の席は1番後ろの1番左。
名字的にも都合上でもそこになる。
問題は同じ列に緑頭がいること
あー。私らはなんか話を聞かなきゃいけないから結構早めに学校に来ている。
今ちょうど聞いているところ。
え?ちゃんと聞いてるかって?
なめないでくれたまえ。
ちゃんと聞いてるさ
根「ということなんだけどいいかな?」
『はい。私はそれで構いません』
内容は主に護衛のことについて。
個性は使っても支障はないのでOK。
もし鬼が出たら許可は取らずに任務遂行してくれて構わない。まぁ当たり前だ。
もし任務姿を見られたら話すこと。
追加は今のところ特にない。
相「改めまして、A組の担任の相澤消太です。」
『確かヒーロー名はイレイザーヘッドでしたよね。よろしくお願いします。夢咲あなたです』
善逸はプラドキングだっけか、その人とお話中。
カナヲも普通科の先生達とお話中
相「失礼なんですが、ヒーローが嫌いとお聞きしました。そこのところ少しだけお話をお伺いしてもいいでしょうか。」
『そうですね。理由を話しておいた方が合理的ですしね。』
確かこの人合理的主義者だったよな…
『まぁ、簡単に説明すると…ヒーローの残念な部分を見てしまったからですね…敵とヒーローと一人の女性がいたんです。そのヒーローは自分より敵の方が格上だと判断したんでしょう。女性を人質として渡したんです。そして何事も無かったかのように去っていった。あ、その女性は私がちゃんと助けましたよ。それだけでは無いです。ヒーローは相手が自分より格上だと感じると、逃げるか、応援を待つかなんですよ。命も掛けられないのにヒーローを名乗るだなんて腐ってます。私はそんなヒーローが嫌いです。あと、誰でも心を開いてくれると思っているところ。世の中そんな人ばっかりじゃない…だから敵がいるって言うのに。私は、私らはヒーロー気取りが嫌いなんです。自分は強いと思ってるところ。本当に嫌いです。私がプロヒーローと名乗っているので一番マシなのはエンデヴァーですかね…あの人は努力をしっかりしてる。他の方もそうですけどね?事件解決数で言うとあの人1番じゃないですか。』
相「そうですか…」
『けど任務に私情は持ち込みませんので御安心を。学校では生徒として扱ってくださいね。怪しまれないために。』
相「はい。」
『ではこれで。また後で相澤先生』
相「ああ。」

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