第3話

゚・*:.。❁
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2021/08/02 17:08




さすがにここまで殺人鬼は来ないと判断して


瞼を閉じようとしたその時





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あの、すみません





男の人に声を掛けられた





こんな時間に出歩いてるのは諸事情があるんだろうななんて考えながら

睡魔に打ち勝つために大声で返事をした




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なんですか?
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トン あなたさんですか?



なんで私の名前を知ってるの?


私はこの人を知らないのに




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なんで私の名前知ってるんですか?
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学生証落としてるからですねㅋㅋㅋ




そうだ、私制服のまま家飛び出してきたんだ

その上学生証落とすなんて




私、めっちゃ恥ずかしいことしてんじゃん




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*
拾ってくれてありがとうございます、ってえ?




私が学生証を受け取ろうとしたら

男の人がそれをひょいっと上にあげた




なにがしたいんだ?この人は




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なんでこんな時間に外出歩いてんの?




痛いとこ突かれたなぁ




*
*
家出ですよ、家出




そういうと

男の人は同情するかのような目をむけてきた





腹立つ


お前に何が分かるんだよ

お前が同情したところで何も変わらないのにッッ






そんな言葉を呑みこんで話を続ける






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理由は聞かないでおくね



いや当たり前だろ


初対面だぞ?初対面




聞かないのは普通だからな?



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あなたちゃんは今帰る家無いんでしょ?
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まぁそうですけど
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だったら僕"達"の家においで



え?



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なぜ?
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これ拾ってあげたから



と言って


私の学生証をヒラヒラさせる







もうそれ要らないんだけどね...ㅎㅎㅎ



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貴方達がいいなら...
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じゃあ決定ね!





そして私は見知らぬ人達との同居が決まった



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