キーンコーンカーンコーン
あなた「汐恩!一緒に帰ろ!」
汐「ごめん、今日呼び出されてて、ホンマにごめん!」
あなた「そっか!いいよいいよ!気をつけてね!」
汐「うん、あなたも気をつけて帰れよ。」
あなた「うん!ありがとう!バイバイ!」
汐「バイバイ!」
振り返ったときにはもう汐恩の姿は無かった。
寂しいけど?
汐恩モテるし?モテるし?
(何で2回言ったん?)
全然平気だし?
あなた「全然、平気、だから、、、泣」
だいたい、こんなことで泣いてる私がバカみたいじゃん!
もう、2年も付き合ってるんだよ!
裏切るわけない、、、
あなた「分かっ、てるけど、泣」
もしかしたら、、、
もしかしたら、、、
もしかしたら、、、好きじゃなかったりして
駄目だよ、そんなこと考えたら。
私は、歩いいていた足を止めて、
家とは反対方向に走った。
もう、不安で押し潰されそうだ。
いやもう、潰されている。
ドサッ
あなた「嘘、、、でしょ?」
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。