※あしかさん！リクエストありがとうございます😊
  またリクエストお待ちしています！
  それではどうぞー⤵︎ ︎

あなた「もしもし？拓実？」



拓「俺やけど何？」



あなた「えっと、声が聞きたくて」



拓「俺、そんなに暇じゃないねん。」



あなた「あ、ごめんごめん！」



拓「で、何」



東京と大阪で遠距離をしている私達は

年に一度しか会えない

だから毎年、私の誕生日に会いに来てくれるの

でも、やっぱ年に1度じゃ寂しいじゃん？

だから電話かけたんだけど、拓実は何故か不機嫌そう

私もかけるタイミング悪かったね。

あなた「今年の誕生日、来てくれる？」



拓「あー分かんない。」



あなた「そっか、忙しいんもんね」



拓「うん、 じゃ本番始まるから切るわ」



あなた「うん、ごめんね忙しい時n」



またねの言葉も聞けないまま切れた電話

誕生日は1人で過ごす事になるのかも

もしかして冷めた？

東京の可愛い女の子にでも目移りしたのかも…

なんて考えちゃう。

いつの間にか目の奥が熱くなるの…何でだろうね

あなた「はぁ、疲れたー」



迎えた誕生日当日。

もしかしたら来てくれるかもって急いで帰るの



あなた「準備出来た、来てくれるかな？」



ピンポーン



あなた「あ！たくみだ！」



「お荷物です」



あなた「あ…」



「お荷物ですけど、」



あなた「あ、すいません。ありがとうございます」

違った…

拓実が居ない季節を一通り過ごしても

拓実の温もりを忘れる事は無く、今も思い出す

ピンポーン


また宅配便？

そんなに荷物頼んだっけ



あなた「はーい」



ギュッ



あなた「え、？」



拓「誕生日おめでとう」



あなた「たくみ、？何で？」



拓「ナオトさんにお願いして休みにして貰った」



あなた「ｸﾞｽﾞｯ…寂しかった」



拓「ごめんね」



あなた「ううん、全然平気」



拓「中入っていい？」



あなた「うん」



拓「おじゃまします」



当日はどんなに忙しくても来てくれるところ

本当に好き



拓「はい、これプレゼント」



あなた「ありがと、開けていい？」



拓「うん、今開けて」



あなた「指輪？」



拓「どう？」



あなた「可愛い、どうかな、似合う？」



拓「似合ってる、可愛い」



あなた「でも、何で指輪？」



拓「結婚しよ」



あなた「え？」



拓「返事は？」



あなた「もちろんだよ泣、よろしくね」



拓「こちらこそ」

巡る季節の中でもこの手を離さないでいて

二人を繋ぐ思いが決して色褪せないように

あなたを包む全てが優しさで溢れますように



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