第33話

👑:かくれんぼ
5,627
2020/12/15 11:47





散らかった、




この狭い部屋は、二人息が詰まる。




今日も、貴方に呼び出されては、




私の美躾カラダを傷付ける。




































💬LINE





瑠「今日も、いつもの場所で」




あなた「うん、分かった。」












私達の関係は、肉体関係。




セックスフレンド、略してセフレ。




友達でもない。恋人でもない。




微妙な関係。




相手は元カレの友達の瑠姫。




浮気をされた者同士だった私達は、




酔った勢いでホテルに行き。




そこから、肉体関係に至った。















































いつも瑠姫は、先に来て、待っている。













あなた「るき、、、ごめん。遅れて。」




瑠「全然、行こ。」




あなた「うん、」

























部屋に入ればすぐに甘いキスを落としてくる。




不意打ちすぎて、思わず甘い吐息が出る。












あなた「んっ、るき、」




瑠「んふっ、はぁ、」
























いつも瑠姫は、キスをしている時、




誰の事を考えているのか、気になる。




そんな事を気にするのも、




きっと。




瑠姫のことが好きな証拠。




この関係でいる限り。




私は瑠姫に恋愛感情を抱いてはいけなかった。




そんな事を今頃思い出しても、もう遅い。





























瑠「もう、挿れるよ、?」




あなた「うん、」

























瑠「んっ、○○、はぁ、」




あなた「んぁっ、る、き、はぁ、」























瑠姫は、行為中に何度も私じゃない




女性の名前を呼ぶ。




その名前の人は瑠姫の彼女。




でも、その人は浮気していて。




もう、瑠姫を愛してはくれないらしい。




私をその人だと思って、




いつも抱いているんだろう。















瑠「あっ、○○、す、き、んっ」




あなた「んっ、あんっ、はぁ、」




瑠「はぁ、っ!」













































嘘でも、愛してなんて私は言わない。




私のせいにしていいから。




偽物のキスをして。




舌を入れた瞬間、あの子を思い出せばいい。






























瑠「じゃあ、また今度連絡するね。」




あなた「うん、」




瑠「またね。」




あなた「うん、バイバイ。」





















ドアを閉めたあと。




聞こえてくるのは、瑠姫と女の子の通話中の声。























瑠「ごめん、電話出来なくて。」




女の子「うんん、いつもの所?」




瑠「うん、!待ってるね。」

























この子も私と同じ。



いつ、瑠姫の「特別」になれるか待っている。




でも、瑠姫はそんな私達の気持ちを知らずに




振り回す。

























もう、言ってもいい?




瑠姫のことが好きだって。




かくれんぼなんかしてないで。




「もういいよ。」って早く言って。




「もういいかい。」




その言葉が宙に舞う。




かくれんぼなんかしてないで。




「まだだよ。」って焦らさないで。




この声に答えてよ。





「もういいかい。」




「もういいよ。」って聞かせて。




どこにいるの。

















































プルルルルルルルルッ📞






誰かから電話が来たと思ったら、




相手は瑠姫。


















あなた「もしもし。」




瑠「あっ、出た。」




あなた「どうしたの?」




瑠「えっ、?うーん、声聞きたいなって。」




あなた「そっか。」




瑠「何してたの?」




あなた「会社の仕事。」




瑠「おぉ、ごめん。」




あなた「大丈夫、休憩中。」




瑠「お疲れ。」




あなた「ありがとう。」










































あなた「ねぇ、るき、」




瑠「何?」




あなた「言っていい?」




瑠「えー、」




あなた「何で?」
































この関係が終わりそうで怖いから、





まだ、駄目だよ。
































あなたは、「もういいかい?」って聞く。





















そんな僕は、期待外れな事を言う。





































瑠「まだ、だめ。」







































「もういいかい」




































































「もういいかい」






































































もういいよって、





















































言ってよ。











































































































「まだ、あと少し、」
















































「まだ、待って。」





































































































「もういいよ。」


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