EPISODE4:僕だけを見てよ。
激しかった夜は呆気なく終わった。
そして、2週間後。
再び我が会社に、新人さんが入って来た。
忙しすぎる。
汐「これからここで働く、鶴房汐恩です。」
社「あなた〜、世話よろしくな。」
汐「あ、あなたさん。よろしくお願いします」
あなた「よろしくね、」
汐「はい!」
凄い、イケメンだな。
やんちゃそう。
あなた「あっ!木全君、」
翔「はい!」
あなた「大丈夫そう?これから、汐恩君の面倒
見るからあんまり様子見れないけど、」
翔「大丈夫です!頑張ります!」
あなた「うん、良かった!」
翔也side
何だよアイツ、
あなた先輩に馴れ馴れしく接しやがって。
ムカつく。
あなたさんを抱きたい。
めちゃくちゃにしたい。
乱したい。
翔「先輩、!」
あなた「は、はい!」
(耳元)
翔「今日も、ホテルで待ってます」
あなた「えっ/////」
汐「どうしました?」
あなた「ううん、何も、!」
汐「?」
冗談…
なのかな…
一応、行ってみようかな。
あれ…?
何でだろう…
私、木全君に会いたいって思ってる。
フロントの人に405号室って言われたけど、
あなた「木全、」
あなた「わっ!」
部屋に入るなりいきなり押し倒された。
翔「先輩、めっちゃくちゃにしていいですか?」
あなた「えっ?」
綺麗で真剣な目で見つめられてるから
その場の雰囲気がとかではなく、
きっと、自分自身が木全君を求めてる。
あなた「うん、良いよ。」
翔「はぁっ、はぁ、先輩、」
あなた「んっ、何、?」
翔「よそ見しないで下さいっ、んあっ、」
あなた「えっ、恥ずかしいぃぃんっあぁっ」
綺麗な愛とか柄じゃない。
ねぇ、肌に任す、それでも良いんじゃないですか。
だから、よそ見しないで下さい。
汐恩って奴じゃなくて…
日が昇るまででいいんです。
だから、僕だけを見てください。
あなたさん。
翔「あっ、はぁ、先輩、あなたさんっ、」
あなた「な、にっ、あんっ、ああっ、」
翔「ぼ、僕っ、んっ、」
あなた「んっ、ど、うした、の、っ、」
翔「もうっ、我慢、出来ないです、」
あなた「あっ、良いよ、イッて、あんっ、」
翔「違いますよっ、んふっ、ふぁっ、」
あなた「何の、ことっ、」
翔「先輩、好きですっ、」
nextstory
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。