それから数ヶ月後
これ、汐恩先輩のインスタじゃね?
今は、なんとも思ってないしフォローしちゃお
あなた「あ、フォロー返ってきた」
とりあえずDMしとこ
1年3組の田中あなたです!っと
あなた「あー、返ってきたw既読はぇー」
汐「保健美化のあなただよね!よろ〜」
あなた「はい!お願いします!」
汐恩先輩のインスタゲット〜
それから私は汐恩先輩のことは忘れて
好きな人ができた
で 、2回告ったけど振られましたw
この話はまた別の話でしたいと思います
あー、振られちゃった。
でも、嫌いになれんのよね〜
あ、そういえば汐恩先輩に相談しよ
DM
はな先輩と別れたんだ…
なんだろう汐恩先輩のこと好きになりそう
そこからLINEで話すようになった
話す度にどんどん好きが増していく
あなた「はぁ、部活だるぅぅ」
あれ、汐恩先輩じゃね?
私はバスケ部だから体育館の窓から外が見えるんだけど
汐恩先輩らしい人が走ってる
あなた「やっぱり陸部ってイケメン多いよな」
みく「それな?男テニもじゃね?」
あなた「それは、お前の彼氏が男テニだからだろw」
みく「うるせぇw」
あ、やば
汐恩先輩の事見すぎちゃった
あなた「じゃあ、部活お疲れ様〜」
みく「おつかれい!」
あ、汐恩先輩にLINEしよ
あなた「せんぱーい」
汐「はーい」
あなた「好きじゃない人からアピールされたら嫌?」
汐「嫌じゃないかも?」
あなた「マジで?」
汐「うん、頻度にもよるけど嫌じゃないよー」
あなた「あ、そうなんだw」
汐「てか、今日もしかしてあなた部活いた?」
あなた「いたいた!」
汐「やっぱり?白のバッシュ?」
あなた「そうそう!」
汐「じゃあ俺見つけたっぽい?もしやのw」
あなた「たぶんw私も汐恩先輩見かけた!」
汐「マジ?」
あなた「うん、砂ならしてた?w」
汐「やってたやってたwすげぇ」
あなた「ありがとう!」
汐「てかあなたって好きな人いるの?」
あなた「え?」
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!