はなちゃん！



リクエストありがとう！

📞電話





あなた｢汐恩〜？｣




汐｢何、今忙しいんだけど。｣




あなた｢あっ、ごめん。｣




汐｢で、何、早く終わらせて｣




あなた｢あっ、うん、あのね、｣















東京と大阪で、遠距離恋愛をしている私達は、




年に一度しか会えない。




だから、毎年。




このクリスマスの時期に会おうねって約束していた。



電話を掛けると、いつもの汐恩の声では無かった。




本人なのは確かなんだけど、少し不機嫌そう。




あまり、気にしないで話を続けると・・・

あなた｢今年のクリスマスはどうしよっか。｣




汐｢そうだね、｣




あなた｢私が、東京行こっか？｣




汐｢どっちでも良いよ、｣




あなた｢クリスマスまで、もう少しあるから｣




汐｢奨君に呼ばれた、｣




あなた｢あっそっか。｣




汐｢今度連絡する｣




あなた｢うん、！分かった！｣




あなた｢じゃぁ、バイバ、｣









ブチっ










またねの一言も言えないまま切れた電話。




すっかり東京馴染みして、話す時の言葉は、




関西弁ではなく、標準語。




そこでまた、距離を感じる。




私達は中学三年生から交際を始めた。




そして、お互い違う学校に行って。




会えない日々が続いたけど、幼なじみで




家が隣だったから、全く会えないって訳でも無かった。




だけど、お互い高校二年生になったのと同時に、




汐恩は韓国の事務所にスカウトされて、




離れて暮らすことになった。




寂しかったけど、電話もできるし、




すぐに帰って来るって言ってたから、




大丈夫だった。




それに、汐恩の将来を潰したくなかった。




でも、今は、お互い忙しくて。




電話も出来ない。




寂しすぎる。




もう、今すぐにでも会いに行きたいぐらいだった。

あなた｢はぁ、会いたい、｣




















もう、終わりなのかな。




私達。



















あなた｢グズッ、やだよ、そんなの、やだっ、｣
























いつの間にか、目の奥が熱くなるのが分かった。

そして、迎えたクリスマス当日。

あなた｢はぁー疲れたー｣















結果あの後、なんの連絡もなかった。
















あなた｢もしかして、サプライズで来てくれるとか？｣



あなた｢一応、ご飯つくろっかな。｣

ポテトサラダに唐揚げ。



グラタン。



エビフライなど、汐恩の好きな物を作った。



もちろん、ライフガードも準備バッチリ。





















あなた｢来るかな〜。｣




あなた｢来ると良いな〜。｣

こうやって、汐恩が来るまで待ってる時間が




私の不安を募らせる。




待ってるっておかしいかな。




来るって分かってないのに。

あなた｢はっ、｣












いつの間にか、さっき見ていたテレビが終わっていた。















あなた｢寝てたんだ、私。｣



















時刻は1時過ぎ。





















あなた｢来ないか、｣

ご飯を冷蔵庫にしまう。




明日にでも食べれば良いや。




そして、私はベッドで眠りについた。




























その二日後。
















あなた｢行ってきます。｣














今日も、汐恩のいない生活を送る。






















あなた｢ただいまぁ〜。｣














当たり前のように、返事は無い。

午後10時をすぎた頃。













ピンポーン









静かな部屋にインターホンの音が響く。





誰だろう、と思いながらドアに近づく。



















汐｢あなたー？居る？｣

二日ぶりに聞く汐恩の声。

ドアを開けると少し大人になった汐恩が立っていた。



嬉しさと、安心したのか、再び濡れる私の頬。



















汐｢どしたん！｣




あなた｢グズッ、、、し、お、ん、｣




汐｢うん、俺やけど｣




あなた｢良かった、、、｣




汐｢何がやねん笑｣







と言って笑う汐恩。




相変わらずだな〜










あなた｢もう、終わりかと思った、｣




汐｢ごめんな、会えなくて。｣




あなた｢会いたかった。｣




汐｢俺もやで、｣




あなた｢抱き締めて、？｣




汐｢ええよ、｣


















久しぶりに感じた汐恩の温もり。




やっぱり私は汐恩じゃないと駄目みたい。

汐｢あなた。｣




あなた｢ん？｣











一旦私から離れて話す汐恩。

汐｢あのな、ずっと考えてたんやけど｣




あなた｢うん、｣


















何かを取り出す汐恩。

あなた｢えっ、｣












小さな箱に入った綺麗な指輪。















あなた｢嘘、｣




汐｢俺と、け、けけっきょんしたくでさし、｣




あなた｢ふっ、大事なとこ噛み噛み笑笑｣




汐｢わ、笑うな！｣




あなた｢もちろんだよ、汐恩！｣

来年の今日も。































二人寄り添い。































誰より、熱い恋しよう。

チュッ、















私達は、街が奏でるクリスマスソングに





包まれながら。





お互いの愛を確かめるように。





熱いキスを交わした。

私には、充分過ぎるクリスマスプレゼント。




サンタさん。




素敵なプレゼントをありがとう！




間違えた。




汐恩サンタさん！
































汐｢てか、言い忘れてた事あるわ、｣




あなた｢何？｣

Happy Merry Christmas！




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🍓🍓🍓🍓🍓🍓ななの部屋👽👽👽👽👽👽





こんにちは！



こんばんは！



おやすみなさい！



永遠の反抗期ななでーす(((((殴



はなちゃん！



リクエストありがとう！



ほのぼの系は初めて書いたので、



下手だったらごめんね！



そして、またまた長くなってしまいました！



すいません！



ていう事で、作者からは以上です！



リクエスト24時間応募中だから、沢山ください！



それでは、またね！