第18話

#17
826
2021/02/21 07:57
お弁当を食べ終わった後、私達は呑気に中庭で昼休みを過ごした。
廊下の窓から、中庭への視線が少し気になったが私ではない事は確かなので気にしないでおいた。
榎本 夏樹
榎本 夏樹
ねぇ、あなた。
例のドラマの件なんだけどさ…あれって、日中も撮るってなったら体育祭の練習とか来れるの?
鷁野 (なまえ)
鷁野 あなた
私的には無理だと思うよ。
だから、今回はマネちゃに聞いて許可とってみることにする。
榎本 夏樹
榎本 夏樹
う、うん…分かった。
でも無理はしないでね!
鷁野 (なまえ)
鷁野 あなた
うんっ、今回は最初から断るつもりではいたけれどあぁ言われたら、ねぇ?
合田 美桜
合田 美桜
あんな風にお願いされたら、流石にあなたちゃんでも断りにくいよね。
高見沢 アリサ
高見沢 アリサ
あっ、鷁野先輩!
今朝は友達が失礼な真似をして…
鷁野 (なまえ)
鷁野 あなた
アリサちゃんったら、別に気にしてないから大丈夫だよ!
アリサちゃんが注意でしてくれてたし、何より慣れてる事だから!
高見沢 アリサ
高見沢 アリサ
それなら良かったです。
あのッ、先輩…ちょっと相談に乗って貰えませんか?
鷁野 (なまえ)
鷁野 あなた
相談?
高見沢 アリサ
高見沢 アリサ
あっ、はい。
えっと、柴崎くんの事なんですけど…///
少し照れた表情を見せたアリサちゃん。
柴崎くんの事になると、いつもこんな風に顔を赤らめる。
鷁野 (なまえ)
鷁野 あなた
いいよっ、なっちゃん!
ごめん少しトイレ行ってくるね!
榎本 夏樹
榎本 夏樹
う、うん…!
私達教室戻ってるから!
鷁野 (なまえ)
鷁野 あなた
りょーかいっ!
敬礼をすると、なっちゃんは大笑いをして教室へと戻って行った。
アリサちゃんを連れて、そのまま中庭で話す事にしたのだ。
高見沢 アリサ
高見沢 アリサ
じ、実はですね…
この間「もし自信持てたら告白は私から」と言ってしまったんですよ!
鷁野 (なまえ)
鷁野 あなた
いいんじゃない?
シバケンくんも喜んでたんじゃないの?
高見沢 アリサ
高見沢 アリサ
そのまま硬直しちゃってッ…
鷁野 (なまえ)
鷁野 あなた
それって、アリサちゃんが可愛すぎたとかじゃないの?
高見沢 アリサ
高見沢 アリサ
それがなかなか聞き出せなくて。
でもそれよりッ、告白の自信がなかなか持てなくてどうしたらいいと思いますか?
鷁野 (なまえ)
鷁野 あなた
前回相談してきた時には、シバケンくんの告白の後の態度だったよね?
高見沢 アリサ
高見沢 アリサ
あ、はい…そうでしたね。
鷁野 (なまえ)
鷁野 あなた
シバケンくんは、どんな告白だったの?
高見沢 アリサ
高見沢 アリサ
階段の上から告白されました。
鷁野 (なまえ)
鷁野 あなた
じゃあ、その仕返しって言う事で、階段の上からしてみたら?
高見沢 アリサ
高見沢 アリサ
え、えぇ!?
でも…それって、大丈夫なんですか。
鷁野 (なまえ)
鷁野 あなた
大丈夫だと、思うよ。
寧ろその方が効き目あったりして!
高見沢 アリサ
高見沢 アリサ
そ、そうですね…
じゃあそうしてみますね!
先輩、相談に乗ってくださって有難う御座いました!
鷁野 (なまえ)
鷁野 あなた
ううん、いーえ!
可愛い後輩の恋愛の役に立てるなら私も本当に嬉しいよ!

アリサちゃんが今一番応援してるから、絶対に付き合っちゃいなニコッ
高見沢 アリサ
高見沢 アリサ
あ、はいっ!
先輩有難う御座いました!
『タッタッタッ』と足音を立てて、去って行った。
流石にあの二人はもうくっつくなと思いながら私はニコニコしていた。
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作者
作者
やっと、アリサちゃんとシバケンくんがくっつきますね!

今回は二人が登場している曲から、歌詞の一部や背景をとって話を進めました!

参考曲
【イジワルな出会い】
【生意気ハニー】

是非聞いてみて下さいね!

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