第25話

#24
642
2021/03/31 02:59
夏休み前。

どの学校でもこの時期は逃れられない。
中学生、高校生は期末テストがあるのだ。

私たちの学校では中間テストがない為、期末テストで莫大の範囲が出るのは毎年恒例のことなので気にしないでいる。
榎本 夏樹
榎本 夏樹
今年もやってきたねぇ~!
鷁野 (なまえ)
鷁野 あなた
私はこの時期は陸上の大会が大量にあるから、全く勉強できない(泣)
榎本 夏樹
榎本 夏樹
あなた、そうなの!?
鷁野 (なまえ)
鷁野 あなた
うん、今年は去年出来なかった分、大会するらしいから疲れるわな。
合田 美桜
合田 美桜
それは、大変だね…
でもあなたちゃんは元から勉強はできてるし、気にしないでいいんじゃない?
鷁野 (なまえ)
鷁野 あなた
それがね今回は苦手な単元があるから、無理っぽいんだよね。
榎本 夏樹
榎本 夏樹
あなたでも苦手な単元はあったんだね!
鷁野 (なまえ)
鷁野 あなた
そりゃ、あるよ~!
私だって最強じゃないもん‪w
正直言って、化学科は物凄く苦手だ。
観察系や実験結果等は、全然分かるのだが濃度や光の速度など数学が入ってくると、解くのが困難で苦手なのだ。

別に数学は得意のだが、化学となると面倒臭くて勉強しないで放ったらかしにしてしまうことが多々あった。
榎本 夏樹
榎本 夏樹
あなたって、確か化学科が苦手…だったよね?
鷁野 (なまえ)
鷁野 あなた
うん、まぁ。
合田 美桜
合田 美桜
でも先生に指名された時、軽々しく答えを言っていたけど?
鷁野 (なまえ)
鷁野 あなた
あれは、たまたま分かる問題で。
合田 美桜
合田 美桜
そうなんだ。
鷁野 (なまえ)
鷁野 あなた
う、うん!
瀬戸口 雛
瀬戸口 雛
あ、あなた先輩!
鷁野 (なまえ)
鷁野 あなた
雛ちゃん、どうかしたの?
瀬戸口 雛
瀬戸口 雛
あの、ですね!
今度の休日の部活は、男子と合同になったので今日は男子のマネージャーさんに挨拶に行って貰いたいんですけど、大丈夫ですか?
鷁野 (なまえ)
鷁野 あなた
うん!
今日は時間もあるし、大丈夫だよ!
て言うか男子と合同練習なんて、珍しいね。
瀬戸口 雛
瀬戸口 雛
何か、顧問が言っていて。
鷁野 (なまえ)
鷁野 あなた
そうなんだー、了解。
雛ちゃんも一緒に来るの?
瀬戸口 雛
瀬戸口 雛
あ、はい!
私も都合が合えば、行けますよ!
鷁野 (なまえ)
鷁野 あなた
分かった。
じゃあ放課後部室で待っておくね!
瀬戸口 雛
瀬戸口 雛
分かりました!
元気よく返事をして、雛ちゃんは自分の教室へと戻って行った。
わざわざ伝えに来てくれた雛ちゃんに感謝である。
瀬戸口 優
瀬戸口 優
鷁野、雛来てたのか?
女子から知らせられたんだが…
雛ちゃんの兄である瀬戸口くんが話しかけてきた。
私は「うん」と答えると、少し嬉しそうな顔をしていた。
瀬戸口 優
瀬戸口 優
それで、俺の事探してなかったか?
鷁野 (なまえ)
鷁野 あなた
部活の話だったから、瀬戸口くんの名前は出てこなかったかな。
瀬戸口 優
瀬戸口 優
そうなんだ……
少し寂しそうな顔をしている瀬戸口くんを後ろの方で眺めているなっちゃんは「可愛い!」と美桜ちゃんに伝えていた。
鷁野 (なまえ)
鷁野 あなた
ああ、ごめんね!?
なんか瀬戸口くんの話題とか出せば良かったよね。
瀬戸口 優
瀬戸口 優
いや、別にいいんだ!
家でどうせ話せるし、有難う鷁野。
鷁野 (なまえ)
鷁野 あなた
うん!
榎本 夏樹
榎本 夏樹
可愛いな、おい!
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作者
作者
毎日投稿、できるだけ頑張ります!
次回もお楽しみに!

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