翌日学校に来るとなぜか男の子達が騒いでいた。不思議に思いながら自分の席に鞄を置くと玲音くんと山崎くんが気がついた
玲音くんは元気よく言って山崎くんは近所のおばさんに出くわしたみたいな挨拶をした。
山崎くんはいたずらっ子のような笑みをして私に聞いてきた。
私はなんの話の事を言っているのか聞いた。
聞かなきゃ良かった…藤井さんはこの学年で一番美人な女の子で色々な男の子に告白されていた。玲音くんも藤井さんの事が好きという噂を聞いた事がある。もしかしたらOKするのかな?
玲音くんを茶化す声がする。
あんな美人な人にコクられてOKしない人なんていないよね…
玲音くんの声ではっとなり周りを見渡すと教室には誰もいなかった
そういえば移動教室だったっけ?
そうニコッと笑っていう。
玲音くんは優しいでもそれは皆に優しいので会って私だけじゃない特別じゃない
玲音くんと一緒に廊下を歩いていると、玲音くんがポケットから手紙を取り出した
あの私の書いた手紙だった
真剣な眼差しで言う彼にドキッとした。
本当のことは言えない、玲音くん藤井さんに告白されてたんだからあんな美人な子と勝ち目なんてない…
背一杯の笑顔で言った
玲音くんは怖い顔になって走り出してしまった。
もと陸上部の私なら追いかけることができたかも知れない。でもなぜか足が動かなかった。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!