第105話

❄️
17,800
2023/05/03 10:00


岩本side







俺と翔太と目黒は

午前中の仕事を終えて


マネージャーが運転するハイエースで家まで帰った










玄関のドアを開けると

リビングのドアは開いていて

そこには床に座り込んでる康二がいた








岩本
え、康二?笑



渡辺
なに
渡辺
あんなとこに座り込んで体調不良?笑



目黒
寝すぎでしんどくなったとか笑



最初は康二のおふざけ

だと思ってた


でも、そんなんじゃなかった







岩本
おい、康二?



俺らがリビングに入ってきても

こっちを振り返らないどころか


動かない











渡辺
なぁ、大丈夫?笑




翔太がふざけて

康二の肩を強く掴んでこっちを振り向かせると



康二はやっと俺らに気づいたのか







力なく



向井
あ、、帰ってたんや
向井
おかえり




って返してくる





テーブルには、食べかけの朝ごはん




目黒
これ、康二の?


目黒はテーブルに置いてあるご飯を指さす






康二はその朝ごはんを見つめるだけ




目黒
え、これ食っていい?笑
目黒
腹減ったんだよね



目黒が目玉焼きを箸でつまむと





向井
あかん!



康二から大きな声




目黒
うおっ、、



目黒だけじゃなく

俺らもびっくりした



朝ごはんくらいでそんな大声出す?

って思ったけど





その後、、康二は



向井
それあなたの



って言い出したんだ








目黒
あ、、そう、



今日の康二はなんか変で

何かあったとしか考えられなかった






岩本
なんかあった?





俺の質問にしばらく黙ったあと

小さく口を開いた



向井
俺、、やっちゃいけんことやった多分、






岩本
え?


驚いたのも束の間


その後、康二は

吐き出すように今朝の出来事を

俺ら3人に話す






向井
もー俺、どうしたらいいかわからん
向井
なぁ、助けて、


向井
俺、あんな怖い玲奈初めてで、、



翔太と目黒は信じられないとばかりに

驚いた顔をする。



無理もない。

俺も、居酒屋のトイレで玲奈の本性を知った時は驚きを隠せなかったから




でも、それとこれとは違う

俺は康二への怒りが抑えられなかった



岩本
んだよそれ
岩本
お前、それ止めなかったの?



岩本
途中で玲奈の本性わかったんだろ?何するか分からないようなやつだって



岩本
それわかってあなたが連れていかれるのをなんで止めなかったんだよ!



自分でもびっくりするくらい

大きい怒鳴り声が部屋中に響いた




向井
だって、、怖くて、


康二はずっと泣いてて

やってしまった。っていう後悔の気持ちが強いからだと思うけど、

俺に、



いや、3人に、



ごめんと頭を深く下げた









目黒
どこ



向井
え、




目黒
あなたが連れてかれた場所



康二の話を聞いて

目黒も翔太も

玲奈がどんな奴かってことを理解したらしい



向井
場所まではわからん。



向井
でも廃工場って、、



渡辺
いこ、
渡辺
ここら辺で近い廃工場ってしれてるでしょ



皆多分、今は

あなたを早く助けないと


っていう思いしかなかったんだと思う








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