恋をしたのが間違いだったのかな
でも、楽しかったんだから間違いじゃないのかな
本当は何度も告られて嬉しくて
でもなかなか素直になれなくて
私は夕焼けの空を見つめた
突然、廉は何かを思いついたのか
嬉しそうに話し始めた
なにそれ、
少女漫画やドラマとかに出てきそうな感じ
そんなに廉は私とまた付き合いたいんだね
私は額に手を当てて考え込んだ
いいと思うよ、彼女のフリ…。
私も。廉の笑顔が大好き
なんで私から行かなきゃいけないの
とか思って、私から告っちゃえばすぐ済む話なのに。
なかなか言えない
振っといた私がまた告るなんて都合が良すぎるよ…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。