『…Zzzzzzz』
瀬呂「…(寝てる……)」
常闇「…(寝てる…)」
飯田「…ハイ!!先生!!寝てる人がいるのですが、起こさなくていいんですか!?」
マイク「あーー…あなたの名字…は起こさなくていいぞ。お前らは起きてろ」
上鳴「ええっ、俺も寝たい!!」
マイク「宿題増やすぞ」
上鳴「ウッス」
なんで寝てるかって??
昨日の任務が凄い遅くまでかかっちゃったんだよ!!
すばしっこくてさ、その上に厄介な個性でさ。
終わったの朝5時だぜ?
ギリギリで終わらせたよ…
そうして私は午後まで爆睡をかました。(寝すぎ)
オールマイト「わーたーしーがー!!」
緑谷「来っ」
オールマイト「普通にドアから来た!!」
『んがっ……待って今何時…』
瀬呂「あ、やっと起きたな…もう午後の授業始まるぞ」
『えっ…うそ…そんなにですか…』
オールマイト「ヒーロー基礎学!ヒーローの素地をつくる為様々な訓練を行う課目だ!!
早速だが今日はコレ!!戦闘訓練!!!」
オールマイトはBATTLEと書かれたカードを前に突き出した。
その響きにクラスがザワザワとざわつく。
「戦闘…訓練!」
オールマイト「そしてそいつに伴って…こちら!!!
入学前に送ってもらった“個性届”と“要望”に沿ってあつらえた… 戦闘服!!!」
「おおお!!!!」
『…(私は隊服でいいか。羽織も刀もちゃんと持ってきてるし)』
緑谷「コスチューム…!!」
オールマイト「着替えたら順次グラウンド・βに集まるんだ!!」
「はーい!!!」
クラスの人達がゾロゾロと更衣室に向かう。
轟「…あなたの名字は、更衣室に行かないのか」
『行きますよ。少し持っていく物が多くて。』
轟「…そうか」
轟くんはボソリと呟いたあと、教室を出て行った。
『…流石に皆と一緒には着替えられない。』
私は手慣れた手つきでサッと隊服に着替えると、刀を持ってグラウンド・βに行った。
オールマイト「格好から入るってのも大切な事だぜ少年少女!!
自覚するのだ!!!!
今から自分は……ヒーローなんだと!!」
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キリのいいところで区切っているので、短めでしたね。
あなたちゃんバチくそに寝てましたが、誰も起こそうとしませんでした。
起こそうとしなかった、というよりは、
起こせなかった、の方があっているかもしれません。
なぜかと言うと、連夜任務で平均睡眠時間が2時間、クマが酷くないわけがありません。
クマが酷いあなたちゃんを見て、誰も起こせなかったのが正解です。
今世に来てから、鬼殺隊は人手不足です。
前世のようにやる訳にも行かないので、前世の記憶がある人達だけで構成されています。
覚えていたとしてもそれなりの鍛錬をして、鬼殺隊に入っています。
階級制度は一応ありますが、その人に合ったレベルの鬼の任務が当たるようになりました。
死なせないように、と御館様のご意向です。
その意見に1番に賛成したのがあなたちゃんです。
隊員が死なないということはとても尊い事だ、と。
悲鳴嶼さん感凄いですね。
みんなもあなたちゃんの理由と同じ感じで続々と賛成をしました。
肩が痛いです。四十肩でしょうか…
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。