オールマイト｢始めようか有精卵共！！戦闘訓練のお時間だ！！！｣

皆んなが揃った後でオールマイトが全体に声をかけた。

切島｢あなたの名字のコスチュームは…なんていうか和風だな！｣

上鳴｢和風っていうより…学ランぽくね？｣

『…似て非なるもの、ですよ』

この隊服にはいつもお世話になっている。


正直学ランなんかと一緒にして欲しくはないが、仕方ないだろう。

オールマイト｢良いじゃないか皆、カッコイイぜ！！

…ムム！？｣

オールマイトが緑谷君の方を見て声を上げて、プルプルし始めた。

『…(完全に意識してる…)』

飯田｢先生！ここは入試の演習場ですがまた市街地演習を行うのでしょうか！？｣

あのロボット、飯田くんだったんだ…。

案内役のロボットかと思ってた…←

オールマイト｢いいや！もう二歩先に踏み込む！屋内での対（・）人（・）戦（・）闘（・）訓（・）練（・）さ！！

敵退治は主に屋外で見られるが、統計で言えば屋内の方が凶悪敵出現率は高いんだ。

監禁・軟禁・裏商売…このヒーロー飽和社会 ｹﾞﾌﾝ
真に賢しい敵は屋（や）内（み）にひそむ！！


君らにはこれから “敵組” “ヒーロー組” に分かれて2対2の屋内線を行ってもらう！！｣

｢！！？｣

蛙吹｢基礎訓練もなしに？｣

オールマイト｢その基礎を知るための実践さ！

ただし今度はブッ壊せばオッケーなロボじゃないのがミソだ｣

八百万｢勝敗のシステムはどうなります？｣

爆豪｢ブッ飛ばしてもいいんスか｣

麗日｢また相澤先生みたいな除籍とかあるんですか…？｣

飯田｢分かれるとはどのような分かれ方をすればよろしいですか｣

青山｢このマントヤバくない？｣

オールマイト｢んんん～～～聖徳太子ィィ！！！｣

オールマイトは紙を見ながら皆に説明をした。

｢(設定アメリカンだな！！)｣

オールマイト｢コンビ及び対戦相手はくじだ！｣

飯田｢適当なのですか！？｣

緑谷｢プロは他事務所のヒーローと急造チームアップする事が多いしそういう事じゃないかな…｣

飯田｢そうか…！先を見据えた計らい…失礼致しました！｣

『(絶対適当だと思うんだけどな)』

オールマイト｢いいよ早くやろ！！｣

このクラスは18人に、プラス私…

多分、どこか3人で組むか、私が余る…感じかな。

・

『…やっぱり、余った』

オールマイト｢…あなたの名字少女がアタリを引いたのか！アタリを引いたら対戦相手とペアを選べるぞ！！｣

『…1人で大丈夫です。対戦相手は…くじでいいです』

｢1人で！？｣

オールマイト｢1人で良いのかい？｣

『私で事足ります』

オールマイト｢そうか…じゃ、じゃあ続いて最初の対戦相手はこいつらだ！！｣

オールマイトはそれぞれの箱に手を突っ込んで、ボールを取り出した。

オールマイト｢Aコンビが “ヒーロー”！！
Dコンビが “敵” だ！！｣