緑谷「かっちゃん!!?避っ避けたの!?すごい…!」
爆豪「違えよ黙れカス(何も見えなかった…!)」
オールマイト「………あなたの名字、少女…」
『大丈夫でしたか?勝手に割って入って申し訳ないです』
刀で攻撃をいなして、その力強さに手をブルブルと震わせた
死柄木「はぁ…?さっきから何なんだよコイツ…
さっき鬼大量に出しただろ…?何で死んでないんだよコイツ…!」
『あれぐらいで私を?馬鹿にしすぎ』
死柄木「あーー…ちゃっかり脳無の四肢まで切り落としやがって」
緑谷「えっ!?」
切島「す、すげえ…見えなかったぜ…」
『フン、どうせ再生するんだもん…そんな手足タダでしょ?』
オールマイト「…あなたの名字少女、すまない助かった」(小声)
『……いくらヒーローが苦手な私達だって市民を守る役目にありますから』
オールマイト「………そうか…一つ、あなたの名字少女に頼み事をさせてくれないか?」
『え?』
オールマイト「あの子達をここから遠ざけて欲しい。
………勇敢なあの子達をね」
『いいんですか』
オールマイトの目の前から退け、緑谷達の前に立つ
『…怪我したら私が怒られるから絶っ対にしないこと』
緑谷「…っ、あなたさ、ん…!」
爆豪「はァ……?オイオイィ…どうなってんだよおめェはよォ…?」
死柄木「鬼殺隊はいいとこ取りしといて放置して退けんのかー…まぁいい。目的はオールマイトだ… 」
オールマイト「子供を狙うとは……………」
死柄木「仲間を救けるためさ、しかたないだろ?
さっきだってホラそこの…あーーー…地味なやつ。
あいつが俺に思いっ切り殴りかかろうとしたぜ?
他が為に振るう暴力は美談になるんだそうだろ?ヒーロー?」
『…』
死柄木がバッと両腕を広げ、空を仰ぎ見た
チラッと見えたその手首は異様に細く、私が力を入れただけで折れそうだ。
あの死柄木とか言う奴…それにあの場所で会った変なやつ…
何か関係がありそうだな。あとでお館様に報告しなければ。
そんな時、後ろから肩をつつかれた。
ジュン「あなたー!!」
『ジュン!戻ってきたのね、状況報告お願い』
ジュン「イエッサー!
ここに来たのは伊黒、不死川、時透の三人!
三人とも他の場所で応戦中!
雑魚ばっかで、でも伊黒の場所に一人怪しい奴出現!
すぐにいなくなった模様!」
『怪しい奴…?それ、私の所にも来たわ。
名前なんだっけ…忘れた』
ジュン「リョーカイ!他のところ回ってくる!」
そういうとジュンは私の肩から離れて、他の場所に行ってしまった。
小芭内の所にも出たんだ…要注意だな
私がジュンの報告を受けている間にオールマイトと死柄木の話は終わり、緑谷達が応戦しようとしていた。
『!』
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。