第16話

帰り道
13,339
2021/01/12 15:18
緑谷「疲れた…!!」
飯田「指は治ったのかい?」
緑谷「わ!飯田くん…!うんリカバリーガールのおかげで…」
飯田「しかし相澤先生にはやられたよ。俺は「これが最高峰!」とか思ってしまった!教師がウソで鼓舞するとは…」
緑谷「(飯田くん怖い人かと思ってたけど真面目なだけなんだ)」
お茶子「おーい!お二人さーん!駅まで?待ってー!」
飯田「君は∞女子」
緑谷「(∞女子!!)」
お茶子「麗日お茶子です!えっと飯田天哉くんに緑谷…デクくん!だよね!!」
緑谷「デク!!?」
お茶子「え?だってテストの時爆豪って人が」
緑谷「あの…本名は出久で…デクはかっちゃんがバカにして…」
飯田「蔑称か」
お茶子「えーーそうなんだごめん!!でも「デク」って「頑張れ!!」って感じでなんか好きだ私」
緑谷「デクです」
飯田「緑谷くん!!」
?「なぁそこの」
緑谷「はい?」
お茶子「おわっ」
宇髄「お前ら、雄英のヒーロー科だよな?あなたの名字あなた、知らねえ?」
飯田「あなたの名字さんは見てないです!!申し訳ないですが!!」
宇髄「お、おー…」
『何してんですか宇髄さん』
お茶子「あ…」
宇髄「あ、やっと見つけたぜ。お前待ってる間に女子から話しかけられて地味に大変だったんだぜ?」
『地味に顔が良いアピールしてくんのやめろ』
緑谷「え、あなたの名字さん、この人知り合い…?」
『まあ、大事な人…かな』
宇髄「え、俺大事にされてんの~」
『ちょっと殴るからそこに直れ』
宇髄「悪かったって!あ、そうだ。今日俺と合同な」
『え、ちょっとここで言わんくても!!行きますよ宇髄さん!!』
私は宇髄さんの手を引っ張って、3人の前から離れた。


お茶子「なんやったんやろ…」
飯田「…ああ」
緑谷「なんかあなたの名字さん、雰囲気違ったね…」
お茶子「あの人、背高いしむっちゃイケメンやった」
飯田「麗日くんそんなところ見てたのか…!」

緑谷「…合同なって言ってたな…なんのことだろ?あなたの名字さんも仲間って…あなたの名字さんって謎が多い人だな…」ブツブツブツブツ
お茶子「あ、デクくんなんか言ってる」
飯田「体力テストの時も何か言ってたような」
緑谷「あ、ああクセなんだよね…笑」




『ちょっと宇髄さん!!』
宇髄さんの手を離して、人気のない所で立ち止まる。
宇髄「お前、まだ言ってなかったのか?」
『まあ…実害が出たらその時に話す、という契約の内容ですし…とにかく、推察できるような内容の発言は控えて欲しいんですけど』
宇髄「悪ぃ悪ぃ! 今日の任務内容聞いたか?」
『話逸らすな‪💢 …聞いてないよ』
宇髄「隊士が日の下で歩く鬼らしき者を見たらしい。分かりにくかったらしいが、気配は鬼だとよ…そいつの居場所が分かったから俺らが行くんだと」
『ついに日の下で…そうですか…』
宇髄「これまでは夜にしか出なかった鬼も昼間、人気のない所で動いてくるかもな」
『そうですね…ついに鬼舞辻の真似事もエスカレート、って感じか…最悪』
宇髄「お前鬼舞辻の真似事言うなよ…笑 それ言ってるのお前だけだぞ」
『ええ…?まあこれからは気を引き締めていかないと、って訳ですね』
宇髄「…ああ。……あなた」
『はい?』
宇髄「お前、倒れんなよ」
ポツリと宇髄さんが小さく呟いた。
『!…ふふ、』
宇髄「おい、何笑ってんだよ」
『ふふふ…だって、宇髄さん、ちょっと顔赤いですよ?』
宇髄「う、うるせえ!!暑いんだよ!!派手にな!!」
『ふふふ…意味わかんないし…笑 大丈夫ですよ宇髄さん』
宇髄「んなの言われなくても派手に分かってるさ」
お互い集合場所と時間を決めて、家に帰った。




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おかえり、私の漫画…っ!!
遅くなってしまいすみません、ただいまです。(?)
久しぶりに書くと口調が分からなくなりました。
これから沢山書くぞ~~~~!😤


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