? 「ちょちょ!そこの人だかり!困ってる人いるんだから、どきなよ!」
突然、拡声器か何かを使って誰かが呼びかけた。
すると、人だかりは一気になくなりそこにはまさかの………
海ちゃんは、私の小学校の時のお友達。
小学生当時、隣に誰かいないとダメでずっとお兄ちゃんから離れなかった。
執事がいてもダメだった。
もちろん、涼太もいたよ?
でもね、あの人何気にモテモテだったから私に構ってくれなかったんだよね、うん
( モテモテってそりゃどーも by 涼太
でも、お兄ちゃんは中学校に行かなきゃ行けないし、でも私は離れたくないし….って感じだった。
そんな私の隣にいてくれたのは、海ちゃん。と、廉。
お兄ちゃんからの信頼も厚かった。
私は、その2人がはじめての友達だった。
だから、すごい嬉しかった。
海ちゃんの指さす方を見ると……
え、SPって(・Д・)
まぁ、ありがたいけど
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執事「お待たせしました。お嬢様。教室へ」
執事「こちらです。」
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!