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第14話

過去②


あなたside


10歳の頃、任務から帰った私を待ち受けていたのは



幼少期のあなた
お父さん、!!


血を流して倒れている父だった


あなたの父
あなた…


その側には悟もいる


幼少期のあなた
お父さん、お父さん!!


私は父の元に駆け寄った

あなたの父
アァ…
幼少期のあなた
しっかりして!
五条悟
あなた…ごめん、間に合わなかった…


息はしている、

でも出血の量が尋常じゃない

父はもう……


悟が何か言っている

でも私の耳には届かなかった

あなたの父
あなた…
幼少期のあなた
お父さん…(泣)
あなたの父
あなた、いいかい?
あなたはたくさん、人を助けなさい
あなたの父
あなたは強いから、
強く生まれた者は弱き者を助けるんだよ


こんな時に何言ってるの、

私は強くなんかない。父親でさえ、助けれなかった


これのどこが強いというの…

あなたの父
私が死んだのはあなたのせいじゃない。
人はいずれ死ぬ、
あなたの父
私の死は、"今この時"だっただけの話だ
幼少期のあなた
ウゥ…いや、死なないで…
あなたの父
はは、…私はもう、長くないんだよ…
幼少期のあなた
嫌だ…
あなたの父
あなたはこれからも、戦うんだよ…
逃げる事は、許されない…
あなたの父
生まれ持ったその才能を、、
無駄遣いする事は…許しません。
幼少期のあなた
…はい、
あなたの父
ごめんな、…
これからも、側であなたを…見守って、いるよ…?


父はこの言葉を最後に息を引き取った


幼少期のあなた
お父さん……(泣)


私が、任務なんかに出てたから…

もっと早く、帰ってきていれば、、




その時、






呪霊
ヴアァ!


呪霊が襲ってきた。

悟が仕留め損ねたんだろうか?
それとも、また湧いてきたのだろうか?

五条悟
あなた!
あなた
死ね


ザシュッ


五条悟
!?
あなた
……
全身を抉られるような怒り、

心の底から出た言葉


あなた
許さない、
お前ら全員、死ねよ。


自分の中で何かが切れた音がした


それから無我夢中で呪霊を祓っていった

その度に降りかかる返り血


あなた
……

ただただ無言で祓う、


もう、何も感じない。

痛みも、感情も、何も…





五条悟
あなた、もう…


気づけば呪霊は一体もいなかった

いるのは私と悟だけ


悟は何か堪えるような顔で私も見ていた


あなた
…お父さん、


泣きながら膝から崩れ落ちる私を


悟は抱きしめて、

五条悟
ごめん、ごめんね…


ただひたすらに謝る、

別に悟のせいじゃないのに…

悟は謝り続ける



あなた
…(泣)


止めどなく溢れる涙、


私は泣き止むまで、悟の腕の中だった




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