11月26日
あぁ、やばい。
学校に居る時でさえ、お腹が痛い。
痛み止めも効かなくなってきた。
嫌だ。死にたくない。
まだ生きたい。
みんなとまだ、笑ってたい。
誰かお願い。気づいて、、、
12月25日
あぁ、かなりきついけどここまで生きれた。
みんなのおかげだな。
まだ、私は生きる。
だってさっきLINEで約束しちゃったもん。笑
1月6日にこのことを言うって。
うん、頑張ろ。
12月26日
病状が深刻になってきて、今日から入院することになった。
でも、みんなには伝えない。
ちゃんと退院して、自分の口から伝える。
けど、もう無理かもしれない。
さっき聞こえたんだよな〜…
私はもう、1週間も生きれないって。
嫌だ。嫌だ嫌だ嫌だ。
死にたくない死にたくない死にたくない。
なんで、なんで私なの?
おかしいよ。笑
1月1日
年明けた。
もうこの日記を書くのも辛い。
もう死ぬんだ、私。
あ〜、楽しかった。
いつかまたどこかでみんなに会えるといいな。
みんな、ばいばい。
そして、最後のページには、こう書かれていた_____
───────────────────────────────────
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。