第2話

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2019/04/02 12:58
テヒョン先輩!!
テヒョン
テヒョン
あ、こんなとこにいたんだ。早く行こ




よからぬ噂しかないテヒョン先輩は今日も
綺麗な女の子と図書室に消える。


放課後の図書室には入ってはいけない。

それがこの学校では暗黙のルールのようなもの。




いやらしい声が漏れるその場所はいつも、年頃の男子が壁際に集まってニヤニヤしている。

それに呆れ顔をみせる女子だって
本当は図書室の中の様子が気になるんだ。



私も思春期で、全くもって興味が無いわけではない。

偶然その隣の教室に用事があったりして通りがかる時にはなんだか恥ずかしくなる。




そして今日は先生の頼みで資料室へ向かう。
資料室は図書室の隣だった。





何も考えないように廊下を歩いていると、向かい側からユンギくんが歩いてくるのが見えて、ただそれだけで恥ずかしくなってくる。


ユンギくんは何も思わないのかな?
そういうこと興味無さそうだもんな...


なんて考えているうちに、数メートル先まで来ていたユンギくん。









...








you
you
...え、うそでしょ?









思わず声に出してしまった。





なぜなら、すれ違うはずだったユンギくんは


何の躊躇ためらいもなく図書室のドアを開けて


ズカズカと中まで入って行ってしまったから。









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