第3話

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2019/04/02 13:02






あまりにも自然に入ってピシャリとドアを閉めてしまったから、驚いて立ちつくしてしまった。


いやらしい声も同時に聞こえなくなった。
きっと中にいた2人もさぞ驚いたことだろう。


近くにいた男子達も便乗して入ろうかと騒ぎ始める。




ガヤガヤした空気は、ドアが再び開く音で静まり返る。





ユンギ
ユンギ
、、、





何事も無かったかのように、本を数冊手に持って外に出てきた。


私の方をちらりと見て、横を通り抜けていくのをただ見送るしかなかった。




ユンギくんってどこまで強心臓なの...





この件をきっかけに、私はユンギくんをより観察するようになった。






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