第10話

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2019/01/02 13:43


あなたは、いろんな部屋を見て回ったが、特にめぼしいものはなかった。


そして、最後まで残しておいた部屋がある。


そこは、独特のオーラを放っている。


扉を開けると、そこには大量の書類や、写真、衣類に食べ物のゴミが散乱し、足元が見えないほどだった。

あなた

...何が、あったのかしら。




足を一生懸命に動かしながら部屋を探索する。


すると、何やら気になる書類を発見した。


『○○国 偵察記憶』


あなた

○○国って、さっきの夢の...?



ここで、ようやく夢についてふれた。


○○国とは、先程の夢にもあったように我々国にいた時に仲良くしてくれ、そしてあなたが偵察に行った国だ。


書類に目を通してみる。



今日は、○○国に偵察に行った。

特に得られた情報はないが、警備がガバガバなことはハッキリした。

鬱みたいだな。

他にも、物資が沢山集まっていたり、作物が沢山育ったりしていた。

狙うのには最適かもしれない。

しかし、相手もしっかり作戦を練っている。

空爆のことを考え、上空には既にヘリが待機し、空から観察している。

警備がガバガバでも、恐らくだが兵の数は尋常じゃないだろう。

それなら、数よりも力で解決するしかない。

いつもは、司令塔にいるトントンを前線に持ってくるのもいいし、第1、2特攻部隊を中心に戦場を荒らしまくるのもいいだろう。

いや、エーミールが戦車で駆け回るのも...?

これは、エーミールがやりたいと言ったらの話だが...。

ここら辺は私が決めることではない。

作戦本部に任せるか。

こんなところだな。



あなた

...。

こんなの書いた記憶はないわね。

でも、トントンという人物、さっきの夢で...。

鬱というのは誰...?

エーミールとは...?



記憶がハッキリしないため、思い出すことが出来ない。


他の書類も探ってみると、


あなた

...?

『グルッペン観察記録』?




ページをめくれば、グルッペンのことばかり。


そこには、グルッペンが脱走したり、サボったりしているなどと書かれている。


...タイトル通りであった。


あなた

謎の部屋ね...。



顎に手をやりながら、再び部屋を探り始める。



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葒璢
長くなってしまったので、次回に続きます!
葒璢
全然メンバー出てませんし、話が凄いことになってる気がします()

完結までちゃんともっていけるか心配です...。

見守ってて下さると...!!

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