第4話

#3
12
2021/07/12 12:00











いつものベンチに行くと、かつてのように彼女が右に座っていた。
そして、彼女が俺に気づくと、自分の隣をトントンと優しく叩いていた。















「ふふ。久しぶり。」
「私達、会うの何年だろね。」
『3年ぶりぐらい。』
「そっかー。お互い変わったね。」
『うん。お前、今何してんの。』
「一緒にいた時からのバイヤーの夢叶えたよ。」
「お陰で今は、経営者。」
「樹は?お仕事順調?」
『うん。ありがたいことに。』




















居づらいような、居づらくないような不思議な夜の沈黙が続いた。
ずっと、街灯が足元を照らしていた。


















𝚗𝚎𝚡𝚝

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