あなた
私達はご飯を食べ終わり
家から出た。
颯太はイヤホンをして、
音楽を聞いている。
喋りたいなぁ…
あっ、そういえば。
バス今通ってる?
ブゥーン🚌(目の前でバスが通る)
あれ?
あれってうちらがいつも乗ってる
バスだよね?
走ってバスの出発時間を見に行った。
えっと…
1番最近のは、
10:15、
今の時間は、
ん?
10:17、
嘘やろ…
颯太が近づいてくる。
颯太「あら、もう行っちゃった。」
私は頷いた。
颯太「ねーちゃん、バカだね笑笑」
いやあんたのせいでもあるぞ?
朝ご飯なしに行ったら、
ギリギリでセーフだったのかもしれんのに。
私は颯太がお腹減ってるかな〜って、
思って作ったんだよ???
(自分が食べたいだけだけどね、)
あなた「あんたのせいでもあるからね?」
颯太「すいやせん、」
何や、そのすみませんは…
ほんとにどうしよ…
颯太「電車、」
あぁ!
電車で行こっ!
颯太「マジ、?」
あなた「えっ?嫌だ?」
颯太「………大丈夫。」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。