あなた
(´Д`)ハァ……
今颯太はソファーでスマホを触ってる。
さっきから颯太の事しか考えられない…
パチッ(油が跳ねる)
あなた「あっつ…」
うわ、赤くなった…
颯太はまだスマホを触ってる…
気づいてくれなかったのか…
なぜか凄い残念だった。
無事ハンバーグを作り終え、
リビングのテーブルに置いた。
颯太はこっちに来て、
テーブルの椅子に座った。
颯太「頂きます…」
しっかり手を合わせて、
ご飯を食べ始めた。
私も椅子に座り、
あなた「頂きます…」
しっかり手を合わせて、
ご飯を食べ始めた。
ん、美味い。
颯太は感想言ってくれないのかな…
颯太「ご馳走さま…」
帰りもしっかり手を合わせて、
皿を洗い、そのまま別の部屋に行った。
せめて感想言って欲しかったな、
あなた「ご馳走さま…」
立って皿を洗いに向った。
颯太とこのまま気まずく過ごすのかな?
そんな事を考え皿を洗っていた。
背中が温かい、
振り向くと颯太がいた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!