颯太
あなた「襲われるって、ヤバいやん。言わないようにしとかないと…。」
全部まる聞こえなんだけど…
そう言うねーちゃんが好きだ。
俺はねーちゃんと
色んな事をしたい。
異性という関係で、
男、女の関係で、
ねーちゃんは黎弥くんが好きだって知ってる。
黎弥くんもねーちゃんの事が好きってことも。
前々から黎弥くんから
ねーちゃんの事で相談を受けてた。
一年前、
黎弥「俺、あなたの事好きなんだ。」
颯太「えっ、」
黎弥「だからさ、協力してくれない?」
颯太「………、いっ、いいよ!」
黎弥「ありがとう!」
………………
あの時もねーちゃんの事が好きだった。
だけどあんときの俺は
弱かった。
黎弥くんの噂…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。