学校も慣れてきた時の事だった。
私の机の中に一枚の紙が入っていた。
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あなたへ
ちょっと話があるんやけど、帰り教室に残ってくれへん?
亮
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それは亮ちゃんからの手紙だった。
「なんだろ?」
私は疑問を持ったまま教室で待っていた。
すると、
«ねね、マジでいるよ?»
[信じちゃうあたり、笑うよね、]
«やっほー、あなたちゃーん»
「えっと、、なんですか?」
«その手紙、錦戸くんからの手紙じゃないよ?»
「え、、」
«あんたさ、大倉くんと錦戸くんのなに?»
「あ、いや、ただの幼馴染みで、」
«幼馴染って、、途中でノコノコ出てきて?何様?今度、あの二人と仲良くしたら、覚えときなさいよ!»
とだけ言い残し、そのBOSS的な女の子と一緒にいた女の子はその場を去った。
私はこの時気づいた。。。
この学校では、あの二人はとても人気者。
一緒にいたらダメなんだ。
そう確信した日だった。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。