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2021/06/19

第9話

絶望の味
「カゲ」を一言で言うならば”真っ黒な私"だろうか
それを見た瞬間とてつもない恐怖を感じた
そいつから嫌な気配が見て分かるくらい感じ取れる
カゲ
「怖イノ?」
あなた

「……」

額から汗が流れ落ちてくる
カゲ
『怖イノモ辛イノモスグニ無クナルカラ大丈夫』
徐々に私の意識は薄れていく
ソレに呑み込まれていくような感覚に襲われる

すぐ…無く…なる……?
あなた

「何を…言って…………」

そこで私の意識は途絶えた
気付いたら私は自宅の和室で寝ていた
いつも私が眠っている場所だ
あの"カゲ"は一体何だったんだ
やはり本当に存在するモノだったのか?

いや、もう考えるのはやめよう
あれは悪い夢だ
アレのことはもう忘れよう



それから数ヶ月が経った

特に良い事も悪い事も無くいつもどおりの生活
もうとっくにアレの事など忘れていた
ある日の夜、あまり寝付けなかったのでリビングの方へ向かおうとした
あなた

「……!」

父と母の話す声が聞こえる
チカの母
「あの子どうすんのよ」
チカの父
「どうするって何だよ」
チカの母
「だってあの子もう高校3年生よ
いつまで此処に居させる気よ」
チカの父
「そうだな…
あっそういえば、確か俺の友人がキャバクラを経営しててな」
チカの父
「そこ結構給料が良いらしいんだよ」
チカの母
「そこで働かせればいいじゃ無い
あの子私に似て結構顔は良いものね」
チカの父
「そうなるとあいつも居なくなって俺たちは金が手に入って、まさに一石二鳥だな!
はははははは!!」
チカの母
「あははははは!!」
パリン


何かが私の中で割れる音がした

高笑いしながら話している父と母に腹が立った

いつもならこれと同じくらい…いや、もっと酷いことをされている筈なのに今回だけは許せなかった

殺したいと思う程に
一度心を落ち着かせてからいつも居るあの廃ビルへ来た


あれ以上あそこに居たら本当に殺してしまいそうで怖かったからだ
「???」
「憎イ?」
聞き覚えのある声がした

そいつはやはり、私の影に居た
カゲ
「憎イ?憎イ?」
あなた

「憎い…」

あなた

「憎い憎い憎い憎い憎い憎い!!!!!!!」

あなた

「アイツらが憎い…今すぐにでも…ぐちゃぐちゃにして殺してやりたい!!!

あなた

「学校の奴等も皆!!」

あなた

「私が今まで味わってきた苦痛と屈辱を味あわせてやる!!!」

あなた

「絶望の味を!!!!」