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2021/06/19

第8話

「カゲ」
私が高校3年生に上がってすぐ位の頃だ



私は家を追い出された時、いつも決まって家の近くにある廃ビルに行っていた

今日もその廃ビルで時間を潰していたときだった

「それ」はそこに居た
「???」
「ヒマ?」
あなた

「?!」

驚き、座っていた椅子から転げ落ちる

ガタン
あなた

「え?え?」

辺りを見回すが、人影は見えない
あなた

「?????」

「???」
「此処ダヨ」
ふと、足元を見る


私の影に居た
あぁとうとう本当に私は狂ってしまったようだ

こんな物を見るくらいまで私は追い詰められていたのか
あなた

「幻覚……」

つい、口に出してしまった
「???」
「違ウヨ?」
「???」
「僕ハ此処ニ居ルヨ?」
あなた

「……」

「???」
「チカ?」
あなた

「えっ?」

どう言う事だ

何故、私の名前を知っている?
恐る恐る話しかけてみる
あなた

「…あなたは誰なの?」

「???」
「僕ハ君丿”カゲ”ダヨ?」
私の「カゲ」?

何を言ってるんだコイツは
確かに私の影に居るみたいだけど
というか私の影にいるって何なのよ
あなた

「じゃあ、何故私の名前を知ってるの?」

「???」
「君ノ影ダカラダヨ?」
その瞬間、後ろに気配を感じた
反射的に振り返ると、そこには

奇妙な面を被った


       『”私のカゲ”がいた』