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第65話

第63話 俺だけ懐かれないな、一生
りょう「懐いてるよな」
てつや「んー?何が?」
りょう「ほら、猫だよ猫、てつやはもちろんりょうやといずにも懐いてるのに、俺には一切懐かないじゃん?」
てつや「そういえば...」
漫画をうつ伏せになりながら読んでいるりょうやの背中に頭を乗せて寝ているいずのお腹の上に飼い猫が乗っかっている
昔から子どもたちのことをお守りしてくれてた優秀な猫だった
りょうやといずが産まれたばかりの頃はずっとそばにいたのだ
人か?と思うくらい
だが、ただ一人りょうには全然懐かない
世話はちゃんと見てるし、ご飯だって用意をしているのに、猫は懐いてくれなかった
少しショックを受けはした...最初のうちはそれなりに
今はもう慣れだ
てつや「初めて会わせた時も猫パンチされてたよね?ふふ、抱っこしたらしっぽ思い切り振ってたし、手の甲引っ掛かれた時も」
りょう「雄だからなのかな?でもりょうやには懐くよな...」
てつや「てか、りょう以外みんなに懐いてると思うよ、六面ステーションとか」
りょう「まぁいいや、俺にも可愛い猫ちゃんいるし」
てつや「それって...///」
距離をつめて、りょうはてつやの耳に触れ、顔を近づける
てつやもりょうに、顔を近づけた
二人の唇が触れるその時
りょうの口にポンッと柔らかいものが当たる
てつやの口ではない
見るといつの間にかてつやの膝の上で器用に二本足で立っている猫が、りょうの口に自身の肉球つきの手を置いていた
てつや「あらっ、///」
りょう「こ、んの猫...」
捕まえようとしたらひょいっと避けててつやの肩に乗っかる
りょう「また邪魔したな...」
なんとなく、りょうは分かっていた
猫が懐かない理由
ご主人様であるてつやを取られたくないからだ
だからてつやの旦那さんで仲の良いりょうには一切懐かない
てつや「もう、りょうと仲良くしなよぉ」
猫を持ち上げ、りょうの前に持っていくと威嚇される
可愛い猫の顔が台無し、けど怒っている猫の顔も可愛い
りょう「俺の、てつやだからな?」
そう言うと猫はてつやの手からスルリと抜け、りょうに一回猫パンチしてからしっぽで攻撃され、漫画を読んでて寝落ちしたりょうやと、元から寝ているいずの元に戻って行く
りょう「俺、仲良くなれそうにない...一生」
てつや「仲良くなってほしいけどなぁ」
あの猫が目を光らさしている間は、思うようにりょうはてつやに手が出せない
とても賢く、セコムでご主人様大好きな猫ちゃんだ