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第41話

第40話 生まれたよ
眠気が勝ってしまい、寝ていたりょうやがハッと意識を浮上させた起き上がった
虫眼鏡の膝で寝ていたらしい
りょうや「ままとぱぱは?」
虫眼鏡「まだだよ、今もりょうやくんのお母さんは赤ちゃんを産んでるんだ」
りょうや「そうなんだ、ままもぱぱも大丈夫かな?」
としみつ「大丈夫だ」
りょうや「としおにいちゃん!」
としみつはりょうやの頭を撫でた
としみつ「お前の母ちゃんと父ちゃんなら大丈夫だ、赤ちゃんも無事に生まれてくるよ」
虫眼鏡「としみつ、遅いよ...寝てたべ」
としみつ「あぁ、お前からの電話で起きた、めちゃくちゃイラついたけど、てつやが産気付いたみたいだし車飛ばしてきた」
虫眼鏡「こらっ」
としみつ「ゆめまるやしばゆーにも一応連絡しといた、けど来るのは明日だろうな」
虫眼鏡「だろうね、まぁでもとしみつ来てくれただけ安心だよ」
りょうや「としおにいちゃんありがと」
としみつ「おう」
りょうやの頭をまた撫でるとしみつは笑顔を浮かべた
すると、分娩室から泣き声が聞こえてきた
きっと無事に生まれてきたんだ
りょうや「うまれた!?」
りょうやはとしみつの手と虫眼鏡の手を掴んで興奮気味になる
虫眼鏡「無事に産まれたみたいだね」
としみつ「あぁ」
とし虫の二人が顔を合わせて笑った
としみつ「良かったなりょうや、無事に妹産まれたぞ!」
りょうや「うん!!」
分娩室の中で、りょうのよく頑張ったねてつや、と労る声が微かに聞こえてくる
しばらくした後、分娩室からベッドで疲れきって寝ているてつやが運ばれ、少しだけ疲れているりょうが三人の元に歩いてきた
りょうや「ぱぱ!だいじょーぶ?」
足元にくっつくりょうやをりょうは抱き上げた
りょう「パパは大丈夫だよ、りょうやこそ起きて待っててくれたんだ」
りょうや「うん、ままとあかちゃんは?」
りょう「ママは疲れて寝ちゃったから病室に行っちゃった、赤ちゃんは明日会えるよ、でもパパは疲れたママの所に行かなきゃ行けないんだ、だから今日は虫眼鏡おじちゃんたちとお泊まりして、明日みんなと一緒に赤ちゃんに会いに来て」
りょうや「...うん、さみしいけど、あしたあいにくる!!」
しばらく父と母と離れていたんだ
まだ三歳半の子ども
涙を堪えてるりょうやを抱きしめたりょう
りょう「うん、えらいえらい...」
りょうや「うー...」
りょう「ごめんねりょうや、帰ったら一緒に遊ぼうね」
虫眼鏡「なんか、りょうくんがちゃんとパパしてる」
としみつ「てか、パパだな...」
りょう「聞こえてるからね」
訝しげに二人を見てから、としみつにりょうやを預けた
りょう「また明日ねりょうや、大丈夫、すぐ会えるからね」
りょうや「うんっ!ばいばいぱぱ!ままとあかちゃんにもいっといて!!」
りょう「うん、じゃあとしみつ、虫眼鏡、りょうやを宜しく」
としみつ「分かった」
虫眼鏡「明日会いに行くから」
としみつとりょうやの手をしっかり握ったりょうやはもう泣いてなかった
三人を見送り、りょうはてつやの病室に歩いて行く
りょう『ホントに立派だ...』
もっと泣いても良かったのだ、あのくらいの子なら普通に
だがりょうやはあの時、ほんとは泣いてなんかいなかった
頑張って堪えていたんだ
りょうや『こっちが泣きそうだよ』
笑みを溢し、りょうは一人しぃんとした病院の廊下を歩いて、てつやの病室に歩いていった