第803話

第751話 でも物騒なのはダメよ?
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2023/01/31 12:09
いず「いっそテコンドーでも習おうかなと思って」
レナ「良いねテコンドー!私は空手にしよう!!」
星夏「私は柔道!!!」
りょうや『.........何の話?』
キャッキャ、と妹、彼女、親友の妹が楽しそうに話しているから少しだけ耳を傾けて聞いてみれば、習い事の話
何?もしかして今からでも極めてプロにでもなるのかな...
いず「目潰しくらいしか今出来ないからね」
りょうや『物騒』
星夏「うーん、私は大外刈」
りょうや『もう既に習得済み?』
レナ「私急所思い切り蹴り上げることくらいしか出来ないな~~」
りょうや『いやいや十分だし!?』
一瞬ヒュンッ、ってしてしまったよ
いずの目潰しは良いが、星夏大外刈なんか出来るの?彼氏である俺は何も知らないんだけど...
レナ「でも正々堂々やる必要なくない?」
いず「そうね」
星夏「だって現実離れだもんね~~」
りょうや『えぇ.....一体何の話してんの~~~?』
キャッキャウフフ、という会話の内容じゃないぞ
全く検討もつかない、習い事の話から逸れつつある
星夏「向こうから手を出したんだもん、何しても良いもんね」
いず「そうよ、よく分かってるじゃない」
レナ「バレなきゃ何でも良いんでしょ?」
いず「うん」
りょうや「よくねぇよ...」
普通は良くないよ、ダメだからね?ここ二次創作だから許されてるからね??
思わず小声でツッコミを入れてしまった
するといずたちはりょうやの存在に気がついて、一目散にやって来る
レナ「りょうやく~~ん!」
星夏「りょうやくんもう無茶しちゃダメだからね?」
りょうや「う、うん...」
腰に手を沿える星夏はズイッ、とりょうやに詰め寄り、りょうやは背中を仰け反らせる
レナも横から眉を吊り上げて詰め寄る
.......二人にも心配させちゃったな
特に星夏には....一番心配してくれたのかも
いず「お兄ちゃん.....」
りょうや「ん、いず?」
いずは星夏たちの後ろに立って、腕を組む
いず「私、......今度から問答無用に男が近づいてきたら急所蹴り上げようと思う」
りょうや「さすがにダメだぞそんなことしたら!?逃げてくれせめてそんなことがあったら!!」
しかもそれ溜めて言うこと!?
レナ「いつもりょうやくんには助けられてるし、何かあったら私たちも守ってあげるね!」
星夏「辛いことがあったらそばにいてあげる!....だから、お願い」
りょうや「...........ありがとう三人とも」
こんなに俺のこと大切に思ってくれるんだ、にやけちゃうな....うぅ、今の顔見られたくない
マサル「モテモテだなアイツホント」
彰「でも愛されてるって意味は理解してないみたい」
陽斗「とんだリーダーやな....」
分かれよさすがにさ...これだけ俺らに大切に思われてるんだぞ?
マサル「今だけは嫉妬しないでおいてやる」
陽斗「嫉妬って.....いずちゃんりょうやくんの妹やん、兄妹やぞ」
彰「面倒くさいからねマサルは」
マサル「うるせぇぞお前ら!!!」




彰「ちなみに何の話してたの?」
いず「.......バカな愚兄をどうやったら守れるかってだけよ」
彰「.....ブラコンだね」
いず「心外よ....」
そう言ういずの顔は嫌そうな表情を一切見せていない
むしろ小さく微笑んで、目を細めて向こうの方で囲まれている兄を見ていた

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