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第15話

第14話 報告
スタジオに向かう途中、たまたまケーキ屋を見つけたてつやはメンバーの分だけお土産としてケーキを買い、それが入った袋を提げて歩いていた
てつやは妊娠中だし、今はあまり食欲が沸いていなかったので買わなかった
いつもは階段でスタジオまで登るのを、赤ちゃんに負担はかけまいと素直にエレベーターに乗ってスタジオに行く
鞄からスタジオの鍵を取り出し、それを使って部屋の中に入った
ゆめまる「あれてっちゃんじゃんどうしたの?」
しばゆー「よーてつや、お前そんな薄着で寒くねぇの?てか、どうした?今日休みだろ?」
虫眼鏡「何かあったの?」
スタジオにいたのは虫しばゆめの三人
としみつと、自分の旦那さんであるりょうはいなかった
てつや「うん、ちょっとね、それよりとしみつとりょうは?」
ゆめまる「あー、あの二人なら昼ごはんの買い出しだよ、ほら、噂をすれば帰ってきたよ」
ゆめまるがリビングのドアを指差し、てつやは振り返った
としみつ「えっ?てつや?何しとんのお前」
としみつはてつやがいることに驚き、隣にいたりょうも驚いていたが、すぐに表情を曇らせ、てつやの元に行き、自分の着ていた厚手のジャンパーを着せた
てつや「りょう?私寒くないし、部屋の中だから平気だよ」
りょう「見てるこっちが寒いし、そんな薄着でいて風邪引かれても困るよ」
りょうは単にてつやの体調のことを心配していた
しばゆー「そいやてつや、お前何しに来たんだ?そんな格好で」
虫眼鏡「僕もそれ気になる」
りょう「てつや、最近体調崩してるんだから、無理して来なくても、来たいなら俺が迎えに行くし」
体調を崩している、と気づいていたりょうに
やっぱり鋭いな、とてつやは感じた
てつや「実はですね、私ご報告がありましてここに来ました」
みんなが顔を見合わす
てつや「あのね、」
てつやの次の言葉を待ち構えるメンバー
りょうは他のメンバーよりドキドキしていた
てつやは深呼吸をしてから、笑顔で、あくまでりょうに視線を向けて言った
てつや「私、子どもが出来ました!」
沈黙が流れる
その間、りょうは動揺したのか買ってきた物を落としていた
最初に口を開いたのは虫眼鏡だったけど、こちらも動揺してるのかしどろもどろだった
虫眼鏡「えっ、じゃあ、その子どもって、りょうくんとの?」
てつや「うん、りょうとのだよ///」
てつやは頬を少しだけピンクに染め、お腹を撫でる素振りをする
「「「「......えぇぇぇぇ!!!???」」」」
次の瞬間には驚きの声が部屋中に響いた
しばゆー「まじか!?おめでとうてつや!!」
ゆめまる「えぇホントに?めっちゃめでたいじゃん!!てっちゃんおめでとう」
虫眼鏡「つ、ついにてつやとりょうくんが父親母親になるのか...」
としみつ「すげぇ、まじか...まじでおめでとうてつや!!」
口々にお祝いの一言を貰ったので、てつやはお礼をしてからりょうに向き直った
りょうは放心しているのか全然動かない
予想外の反応に困って、てつやは焦り始めるのと同時に不安になった
てつや「りょう?」
りょう「......俺との子ども?」
やっと口を開いたりょうの声は張りがない
てつや「うん、りょうとの正真正銘の子どもだよ...」
りょう「そっか...そっか...」
てつや「もしかして、嬉しくない?」
と、てつやが言ったすぐあとに、ひょいっとりょうに持ち上げられた
驚くてつやがりょうの顔を見ると、いつものてつやが大好きな笑顔だった
りょう「嬉しいに決まってんじゃん!!ありがとうてつや!!!」
くるっと、てつやを持ち上げたままその場で一回転したあとにそっとてつやを下ろしてから抱きしめたりょう
りょう「まじでありがとう、てつや」
聞き取った感じ、少し涙声だ
しばゆー「まさかのりょうくん号泣?」
虫眼鏡「そりゃりょうくんも泣くでしょー」
としみつ「りょう以上に泣いてるやつが俺の隣にいる」
ゆめまる「感動しすぎて涙が止まんねぇ...(泣)」
みんながそう言葉を漏らす中、りょうはてつやを尚も抱きしめていた
てつやもりょうの背中に腕を回す
しばらく経って落ち着いた後、みんなと一緒にケーキを食べながら(てつやはりょうのをちょこちょこ食べさせてもらっている)貰ってきた母子手帳や撮ってもらったエコー写真をみんなに見せた
そのたびお祝いの言葉を言われて、てつやは嬉しかった
ふと、りょうを見れば顔を抑えながら机に肘をついていた
よく見ればちょっとだけ泣いていた
りょうくん泣いてんじゃーん、そんな嬉しかったのー?と茶化しに言ったしばゆーが足踏まれてた
その言動にてつやたちは笑った
そしててつやは、明日からどんな一日が始まるのだろうかと、考えながら、子どもが生まれてくるのが楽しみに感じていた
きっとそれはりょうや他のメンバーも一緒だろう
顔を上げたりょうとてつやの目が合う
お互いに顔を見て笑いあったのだった