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第19話

第18話 お名前
出産も間近になってきて、動画の撮影も裏方に周り、安静にしていたてつやは机にノートを広げ、うーん、と唸っていた
ペンを持ったものの、ノートは真っ白
一時間前から始めたはずなのに、何も書かれてなかったのだ
書こうか迷ってはいるんだが
てつや「うーん...男の子だしな...さすがにてつやはないよな...自分だし、あの時はネタみたいなもんだし...」
りょう「何考えてんのてつや?」
後ろからりょうが顔を覗かせた
そしててつやの隣に座った
てつや「いや、私ここしばらく撮影の裏方ばっかだったから、暇で暇でさ、撮影は見てても楽しいよ?でもやっぱなんかしてたいし、だけど自分の担当分の編集はとっくに終わってるし、あーだったら子供の名前でも考えようかな!!って」
りょう「なるほどね」
てつや「と思いましたけど、なんも思い付かないの、一時間位悩んでもしっくり来るのなくて、名前って一生使ってくじゃん?私は女だけどこの名前気に入ってるからさ、子どもにも気に入ってくれる名前つけたいし」
りょう「言われてみれば、確かに下手につけられないよな」
りょうとてつやは腕を組んで悩む
てつや「ていうか、私が名前つけるとウパ丸とかの本名みたいなのとかつけちゃいそうだし...」
りょう「あの疾風迅雷なんちゃらこうたらだろ?あとは黒煙の水龍~的なやつあったよな?あり得そう、てつやなら」
てつや「私自身がもう名前覚えてないけどねwwウパ丸の本名wwだからさ、りょうなんか良い案ない?」
りょう「俺もさっきから考えてるけど...中々良いのが思い浮かばな...あっ、ちょっとペン貸して」
てつや「?はい」
てつやはりょうにペンを渡した
りょうは渡されたペンで、真っ白のノートに自分の名前とてつやの名前を書く
りょう「俺の名前と、」
自分の名前を丸で囲む
りょう「てつやのやを取って」
今度はてつやのやの部分を丸で囲み、矢印をさっき囲んだ自分の名前に引っ張った
りょう「りょうやは、どう?」
てつやに問いかけるりょう
とっさに思いついたので、てつやが気に入るのかは分からない
反応を待っていると、ぱぁっと顔を輝かせるてつや
てつや「うん!カッコいい!!りょうやって名前すごく良いよ!!りょうや、りょうやか...うん、絶対良い!!ありがとねりょう///」
どうやら喜んでくれたみたいだ、りょうは嬉しくなる
りょう「自分の子どもの名前だもん、てつやが喜んでくれて良かったよ、自分で考えたけど、わりと良い名前だと思う」
ノートに再び目を移すりょう
てつや「わりと、じゃなくてすごく素敵な名前だよ!おーい、お前の名前はりょうやだぞー、お父さんと同じカッコいいお名前入ってるぞー///」
りょう「気が早いよww」
大きくなったお腹に声をかけるてつやを見るりょう
そしてそのお腹に、りょうは手を優しく添えた
りょう「あと少しで生まれてくるね」
てつや「うん、私頑張ってりょうやを生むから、そばで支えてくださいりょうさん///」
つい先程つけたお腹の中の子の名前を呼ぶ
りょう「もちろん、任せてよ」
それを聞いたてつやは安心して、自分からそっとりょうの頬にキスをした
りょう「もう一回してよ」
ニヤニヤしてるりょうにムッとする
てつや「もー、でももう一回だけだよ、その代わりりょうも後でしてね、おまじない的な」
りょう「いいよ」
てつやはそう言って、もう一回だけりょうの頬にキスをして、りょうからはてつやの頬ではなく、彼女の口にキスをしたのだった



お腹の子の名前はりょうやに決まった
てつやはお腹の中の子どもが生まれたら、一番にその名前を呼ぶんだ、と心に決めた...