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2022/01/27

第434話

第404話 愛の形の完成 ~YI~
凄い人だと思った
常に僕らのずっと上の存在だと思って、敵いっこないんだと.......
何に置いても敵わないんだと感じていた
僕はもちろん彼女を尊敬していた
ここまで凄いのかと...でも彼女は大したことない、お前らも十分凄い
そう言ってくれましたね....
貴女は凄い人だ....一人で何でも出来て、どんどん先へ行ってしまうのだ
必死に追い掛けても追い掛けても、手を伸ばしても届かない
追い付いたと思っても追い抜かれて、さらに向こうへ...誰も近づけさせない圧倒的なオーラというものを感じていた
僕が貴女のようになれるのは一体いつだろう
貴女が僕を一人前と、一人の男として認めてくれるのはいつだろうか.....
教えてください、僕は貴女に取って何ですか?
僕は少しでも貴女に近づけてますか??
貴女の役に、立っていますか???
もう少し僕を頼ってください、一人で先に行かないでください....
でも僕は追いかけ続けます
貴女の背を必死に食らいついて追いかけます






山本「伊沢さん、大丈夫ですか...?」
伊沢「だいじょぶじゃない.....かも、う.....」
ソファに体を預けて寝転んでいる伊沢は額に熱さまシートを貼り付け、ぐでぇ...としている
辛そうに顔を歪めて、うんうん唸っていた
体調が優れない、....あながち間違ってはいないのだが...繁忙期ということでテレビ収録や撮影でてんてこ舞いになりダウンしてしまったのだ
それでも無理していたところを無理矢理今寝かしつけたところ
山本が心配そうに伊沢を見つめていた
せっせと伊沢のために色々尽くし、何でもしていたのだ
今日ほんとうは撮影があった二人
でも伊沢がこうなってしまった以上、まず伊沢が出ることは不可能
誰か一人は残って見ていてあげよう、ということになり山本が立候補したのだ
山本『僕が伊沢さんを見てます』
伊沢「悪い.....迷惑かけて.....」
山本「いえ、伊沢さんに無理されるよりか良いですから」
伊沢「ははは.....私はまだ動けるけどね、山本たちが心配性なんだよ」
それも全て自分たちを心配させないために言っていること
分かっている、ほんとうは動くことすら辛いということに.....
伊沢「...........なぁ、山本」
山本「はい?」
伊沢「私って、ちゃんと出来てると思う?」
山本「え............」
らしくもない伊沢の言葉に山本は固まってしまう
伊沢「みんなから....クイズ王だからって期待されるのが......今じゃ辛くて、最近じゃあ全部投げ出したいとまで思ったりすんだよね......」
山本「伊沢さん」
そんなことを思っていたなんて初耳だ、そこまで追い詰められていたのか....?
違う、伊沢さんは疲れていたのだ....
期待からの重圧が....のし掛かってきているから、そんなことを口にするのだろう
伊沢「ちゃんとお前らの.....CEO出来てる?」
ヘラヘラと無理くりに作った笑顔で問い掛ける伊沢に、山本は真剣な表情で返した
山本「伊沢さん....何でも一人で抱え込まないでください......」
伊沢「へ?」
山本「僕らをもっと頼ってください!!伊沢さんは一人じゃないんですよ!?辛いなら辛いって一言言ってくれれば、僕らだって伊沢さんのために行動します!!!僕らに心配かけたくないから....だから僕らを頼ろうとしないのは.....分かってます...けど、僕らはみんな伊沢さんに頼られたいんですよ....?」
山本の言葉に、伊沢は目を見開いて起き上がる
次々と振り掛けられたのは迷惑とは裏腹の言葉たち
熱くなって色々言ってしまったあとにハッとなった山本が口を閉ざす
山本「すみませ、生意気言っ」
そのときだ
伊沢「ーっ..........」
伊沢の頬を伝う雫
山本「伊沢さん....?」
伊沢「......ほんとは、頼りたいよ...でもこんな姿...見せたくなかったんだよ....私はクイズ王だからっ、!!山本にも、みんなにも見せたくはないんだよ!!!失望なんか、させたくないんだよ!!!」
初めて伊沢が吐いた弱音に、いてもたってもいられず山本は彼女を抱きしめた
涙を流す伊沢に山本は背中を擦った
山本「大丈夫です.....失望なんかしません、....伊沢さんは、伊沢さんです...一人の女性なんですから....もう少し、僕らを頼ってください......」
伊沢「う、.........くっ、」
山本「僕は伊沢さんの味方です、伊沢さんが辛いときは、僕が支えます...だから伊沢さんも僕を頼ってください!!」
山本の言葉に、伊沢は微かに笑顔を浮かべて頷いてくれた
それからだ、....貴女が少しずつ僕らを頼ってくれるようになったのは.....
そして僕はそれに答える....伊沢さんには決して辛い思いはさせない、もう一人で.....抱え込ませたりはしない
貴女が安心して高みを目指せるように、僕が支えますから.......





彰『確か、それからじゃない...?母さんが父さんを意識し始めて、父さんからの告白を受けたのは....プロポーズもあんま間は開けてなかったしさ』
いず「やっぱり各々悩みはあるのね.....でも、彰くんのお母さんが彰くんのお父さんに手を伸ばしてくれるようになって良かったね」
一人で解決も出来ることはある、でも一人で無理なときは遠慮しないで手を差し伸べていいのだ
もう、彼の母親は一人で抱え込むことはしないだろう
頼れるパートナーの人もいるし、仲間もいるのだから
りょう「お前勉強しないで何やってんだよ....」
りょうや「あ、いや....で、電話!!!急用だから邪魔しないで!!!」
りょう「はぁ?」
いず「..........もう切るね、私も勉強再開させなきゃ....ありがとう、色々教えてくれて....とても素敵な話だった...」
彰『どういたしまして、今度はいずの両親の馴れ初めとか聞かせてよね?』
いず「.......機会があったらね...」
こうして、色んな友人の両親たちの馴れ初めを聞けて満足して心が暖かくなっていたりょうやたちだが、後に主にりょうやがりょうに勉強してから電話しろって怒られた
あと人様のそーいうことも深堀して聞くなとも言われてしまったよ......