私が幼かったころから隣の家の人はやばかった。
5歳の頃、ある町に引っ越した。
あの出会いは、隣の家に挨拶をしに行った時。そこには、2つ上の男の子がいた。人見知りの私には関わりのない人になるんだと思っていた。だが親が長話をし始め、私はその場でゲームをした。
私の愛しいゲームは、ずっと友達だ。ゲーム以外遊ぶことはない。友達だって必死に作る必要はない。
とか色々考えていると、
?「何してるん?(*´∇`*)」
私「∑(O_O;)ビクッ」
?「……?」
やばい……
無理無理無理無理……
ってなったな。頭が真っ白で、返事をしようとしても口が震えて。
私「…………っ」
?「あ、それ知ってるで!マイクラやろ?」
私「(コクッ)」
?「俺も持ってるから一緒にやろうや!」
私「(激しく横に首を振る)」
?「……そっか…」
正直言うと罪悪感があった。自分の好き勝手で人を悲しませる自分が嫌いだった。
そんなことを考えていたらその男の子が離れていこうとした。
私「グイッ(服の裾を引っ張る)」
?「?」
私「…あそ…ぼう……(ボソッ」
1人の私を助けてくれる気がした。ずっと一緒にいてくれるような、
『運命の人』
かもしれないと、心の奥で……
?「…………っ」
私「……だめ?」
?「…おう、遊ぶぞ!!」
私「ありがとう……えっと…」
ゾ「あ!俺はゾム!お前は?」
…なんかお前って嫌だな……
私「……あなた」
ゾ「ふぅん……」
私「( ˘•ω• )」
ゾ「そんな怒った顔せーへんでもええやろww可愛い名前やなって思っただけや笑」
こんなことで仲良くなって、私は1人じゃなくなった。
ゲーム以外で友達ができた。いや、それ以上の存在だ。そんな人と毎日遊んだ。ずっとゾムのそばから離れたくなかった。
でも、ずっと続くと思っているものは続かないものだった。
私「え!○○中受かったの?!」
ゾ「そうやねん!でもな……」
私「…?」
ゾ「○○中はここからやと結構遠い。やから引っ越すことになる」
私「会えなくなるの?」
ゾ「…………」
私「…わがまま言っちゃダメだよね笑」
ゾ「あなた……」
私「ゾムのことは精一杯応援する!」
ゾ「…ありがとう。きっと俺らはまた会える。赤い糸で結ばれとるように」
私「……うん」
私「今日でさよならか……」
ゾ「せやな……」
私「絶対また会おうね!約束!」
ゾ「…っおう!」
私「バイバイ!」
ゾ「じゃあな!」
なんてことがあったな
これめっちゃ長くなりそう
🐢速度で頑張ります
次回に続く
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。