「僕のお兄ちゃんなのに‼」
「涼...が可愛い!
『僕の』やろがってん‼」
「すみません。
私にはあなたの日本語が認識できません。」
「尻みたいだな。」
「誤解をうむような言い方はやめて下さい。
正しくはsiriですね。」
まったくこの人というものは、
一度涼をちゃかして、またちゃかしますか。
「今回は少し、刺激が強すぎたのではないですか?」
「涼の可愛いとこがまた見れたからいいんだよ。
『涼ノート』に記しとこ。」
「気持ち悪いですね。」
「お前に言われたくねーな。」
「その『涼ノート』とあなたの息子をしまって下さい。
涼が帰って来ますよ。」
といってる隙に、
「涼!...」
「帰る家なかった...。」
縛りたい。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。