2日後。
学校に着くと、前絡んできた子達が私の所に来た。
それもすごく怒っていて。私何かしたかな。
『ちょっと、来てくれる』
ついて行くと、人通りの少ない場所に着いた。
すると、1人の子がスマホをいじって。
その画面を私に見せてきた。
画面を見ると、YouTubeで。
はじめくんの動画だった。
『【激怒】1年ぶりにキレた、』
というタイトルで、サムネには怒ってるはじめくんが映ってた。
再生すると、はじめくんが私との馴れ初めや。
過去の写真を載せて、
私の事を悪くいう子達を怒っていた。
これって、この前のこの子達が昔から
仲良いのか疑ってたからその証明って事。
『私達のこと、はじめにチクッたでしょ』
『やめてくれない、被害者ぶんの』
『そうだよ。むしろこっちが被害者でしょ』
『好きな人の隣に急に知らない女が現れるとか』
『ほんとに迷惑』
『ていうか、泣きつくとかキモイ』
『弱い私を守ってアピールか何か?』
『なに、けんすけくんにも好かれてますアピール』
『まじ、やめて欲しい』
なんでそうなるの。
こっちの方がやめて欲しいよ。
今回のこと、黙ってようと思ってたのに。
勝手にこうなって、怒られて。
『ねぇ、聞いてるの!』
1人の女子がそう言って私を突き飛ばした。
私はビックリして尻もちを着いた。
なんで私がこんな目に。
いや、分かってたけど。女子って怖い。
せめて、話を聞いてくれたらいいのに。
葵くんはそう言うと、
私に手をかして立たせてくれた。
『待ちなさいよ』
『何、私達に説教しちゃってムカツクんだよ』
そう言うと、1人の子が鞄を振り回してきた。
怖くなって目を瞑ると、葵くんが庇ってくれた。
ドンッ
『あ、』
葵くんがそう言うと、女子達は走って逃げた。
葵くんにお礼を言おうとした瞬間、
葵くんは私に寄りかかってきた。
当たりどころが悪かったのか。
額からは血が流れて。
意識が朦朧としてきていた。
近くにいた人に助けて貰って、
葵くんをなんとか医務室まで運んだ。
軽い脳震盪で。すぐ意識がもどるって言われた。
私のせいだ。私が巻き込まなかったら
こんな事にならなかったのに。
そんな事を考えていると、はじめくんからLINEが来た。
本人に悪気が無いことは知ってる。
けど、今日ほどはじめくんにイラついた日は。
私の人生の中でないと思う。
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はい、
最近東海オンエアにハマってまして、
若しかしたら、
東海オンエアの小説を出すかもしれないです🙄
誰メインとか決めてないけど、
次のは本当の恋愛系にしたいと思うので、
誰メインにして欲しいとかあったら、
コメントください。
ではでは✌🏻️
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。