しばらくしてから、
私も家に帰る事にした。
HAPをでてから、他愛のない話をして。
私のアパートに着いた。
そう言うと、はじめくんは下を向いて。
それだけ言って、帰ってしまった。
夜で暗くて、表情が読み取れなくて。
はじめくんの声が低かった理由が分からなかった。
次の日。
大学に行くと、偶然けんすけくんに会った。
私は、昨日あったことを話した。
私だけじゃ、この出来事からはじめくんの
機嫌を損ねた理由が見つけられないなら。
私は、けんすけくんに手を振ってから。
自分の次の教室に向かった。
悪くないって言われても。
なんかスッキリしない。でも、
はじめくんの事よく知ってるけんすけくんが、
そう言うんだから、謝らない方がいいのかな。
次あった時、今まで通り話しかけられるかな。
なんか、気まづそう。
ちょっとだけ、
はじめくんと会うのが憂鬱になりました。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。