ある日。
大学が早く終わって、
私は1人で本屋さんに来た。
小説コーナーで面白い本がないか探して。
気になる本を見つけたけどここで問題発生。
本棚が高くて、背伸びしても届きそうにない。
脚立を持ってこないとと思って、
後ろを振り返ると人がいて。
その人が本を取ってくれた。
そう言われて、顔を上げると。
そこに居たのはやふへゐ先生だった。
なんだかんだ。
やふへゐくんと2人なんて初で。
何話せばいいか分からない。
やふへゐくんって未知だし。
いい人ってことだけは分かるけど。
話したことないだけで、
すごく話しやすい。
私の反応に戸惑うやふへゐくん。
やふへゐくんは反応が可愛いから、
畑のみんながじりたくなる気持ちが分かる。
話を変えたくて、振った話題がまた地雷だった。
やふへゐくんはかっこよくて、
いい人なのになんでそんなに恋愛に奥手なのか。
そして、なぜそんな自分に自信が無いのか。
そんな話をしながら本屋さんを後にして、
私たちは外に出た。
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半年以上投稿しなくてすみませんでした🙇🏻♀️
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。