しばらくすると、葵くんが目を覚ました。
申し訳なさ過ぎて、謝る事しかできない。
その後、私達は2限目を受けてから。
はじめアミューズメントパークに向かった。
でも今日は、そっちじゃなくて家の方に用がある。
もちろん。はじめくんにも許可はとった。
さすがにね。知らない人を
勝手に連れていく訳には行かないし。
2人でリビングまで行くと、はじめくんが
けんすけくんと話しながら編集をしていた。
結構真面目なトーンで、驚いた2人は直ぐに正座をした。
別に、そこまでしなくてもいいんだけど。
私は、葵くんを置いて。
1人でとなりのHAPに向かった。
----Hajime Side------
良かれと思ったこと。
でも、それが裏目に出て、
あなたを傷つけかけたなんて。情けない。
いつもなら炎上しないようにって、
後先考えてるのに。
今回は、早くしないと事件が怒るかもって。
それだけで上げた後の事なんて、
考えてなかった。
反省をしていると、あなただけが隣に行って。
何故か葵くんだけが残った。
それだけ言い放って、葵くんはHAPに行った。
いやいやいや、むしろ安心出来ないから。
常に隣にいる男に勝てるわけないじゃん。
うわ、終わったわ。
なんて思ってるとけんすけが肩をポンポンとしてきた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。